Android特有のやや強めな輪郭強調が改善されたら……
なんだか飛び道具の説明ばかりになってしまったが、実際にはごくふつうの撮影モードで、ごくふつうの写真を撮影することが多かった。メインカメラは5000万画素、望遠カメラも4800万画素とレンズ交換式カメラと比べても遜色ない数値だが、センサーが小さい分、表現力や再現力は劣る。そこで4画素分の情報を1画素に混合することで、解像度よりも画質を優先して高めている。
そのためメインカメラと望遠カメラで記録される写真は1250万画素だが、スマホやタブレットで表示するには十分だし、プリントもA4なら余裕、A3でもきれいに出力できた。ただしパソコンのモニターやプリントで見ると、Android特有のやや強めな輪郭強調が目立つ。これが改善されたらいいのになぁ(心の声)。
Pixel 6/6 Proのカメラ機能は「リアルトーン」をうたっているが、これは性別や人種による肌の特性を研究し、人物をリアルに再現する機能とのこと。残念ながらさまざまな人種を試し撮りする機会はなかったのだが、日々うちの息子を撮ってみると、たしかに肌の立体感や質感はリアルな仕上がりだった。リアルすぎて肌荒れなどもくっきり写ってしまったが(笑)。
また街角の風景を撮影することも多かったのだが、メリハリのある絵作りで、とくに青空のすっきりとした描写が印象的だった。