グーグルから10月に発売されたPixel 6/6 Pro、カメラ機能をウリにしたテレビCMがじゃんじゃん流れていて、ちょっと気になっていたところに編集部から「カメラ機能をレビューしてみませんか?」という依頼が。渡されたのはProの方。
先に言ってしまうとカメラ機能を重視する人は、迷わずPixel 6 Proを選んだ方がいい。画面がやや大きい(6は6.4型、6 Proは6.7型)だけでなく、Pixel 6 Proは望遠レンズがあり、これがカメラ機能で大きな役割を果たしている。
スマホのカメラ機能といえば以前はiPhoneがリードしていた感もあったが、今はAndroidがスペックでしのぎを削っている。中には1億画素を超える機種もあり、さすがにそれは厳しいんじゃねえの?と思うのだが、技術の進化はいちカメラマンの想像をはるかに超えている。
その象徴が「コンピュテーショナルフォトグラフィー」だ。複数のレンズ・センサーを用いたり、一瞬で複数枚の写真を撮影して、それらのデータを瞬時に合成して1枚の写真を生成する。これまでのカメラはレンズやセンサーの性能が重視されていたが、「コンピュテーショナルフォトグラフィー」では1回のシャッターで得られる情報量と、その情報を1枚の画像にまとめるデジタル技術がカギになってくる。前述の望遠レンズが重要というのもそのためだ。