Windows情報局ななふぉ出張所

ワクチン接種証明アプリ、使い方の広がりにも注目 (1/3)

文●山口健太

2021年12月21日 09時00分

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新型コロナワクチン接種証明書アプリが提供開始

 12月20日、デジタル庁が「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」をiOSとAndroid向けにリリースし、スマホで接種証明書を発行できるようになりました。2022年は接種証明の活用が進むのでしょうか。

デジタル化で重要なのは「二次元コード」

 新型コロナワクチンの接種を証明するものとして、これまでは接種時にもらえる「接種済証」や、市区町村が発行する海外用の「接種証明書」がありました。12月20日からはこれがデジタル化され、紙の証明書にもQRコード(二次元コード)が記載されるようになります。

 今回登場したアプリは、この二次元コードを発行し、スマホ内に保存する機能を備えています。二次元コードは偽造防止の電子署名が入っており、国内用はSMART Health Card(SHC)、海外用はSHCに加えてVDS-NC規格にも対応しています。

国内用はSHC、海外用は2種類の規格に対応(画像はダミーデータ)

 二次元コードには接種したワクチンの種類や接種日のほかに、国内用SHCには「日本語の氏名」や「生年月日」、海外用のSHCはそれに加えて「ローマ字の氏名」が、VDS-NCには国籍や旅券番号が含まれています。安易に他人に見せたり、ネット上に公開したりはしないほうがよいでしょう。

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