「Pixel Tablet」は居場所のあるタブレット
「Pixel Tablet」は、完全に家庭の中で使うことに特化した製品だ。スピーカーホルダーと本体がセットになっているのが特徴で、くっつけると「Nest Hub」にそっくりだ。実際、つけたままでの使い方は、スマートディスプレイであるNest Hubに似ている。
取り外せば、もちろんタブレットとして使える。Pixel Tablet自体は「スタンダードなハイエンドタブレット」で、そこまで変わった部分はない。マグネットでスピーカーホルダーとくっつくことが大きな差別化ポイントである。
また、別売のGoogle Pixel Tablet ケースも「つけたままスピーカーホルダーにくっつけられる」のがポイント。ケース自体にスタンドが付いていて自立するのだが、それを畳んでくっ付ければいいのだ。
家庭の中でのデバイスとして、この形はかなりいい。タブレットに「居場所」ができる感じがするからだ。
一方、ちょっと気になったのは、外した後につけるのに少し慣れが必要だからだ。充電コネクターが本体の下の方にあり、サッとつけようとするとマグネットがくっつかない……という感じになる。「タブレットの真ん中に充電コネクタがある」イメージがあるのだが、実際にはそうではないため、意識して「本体の下をくっつける」ようにしないといけない。
また、スピーカーホルダーの電源が専用コネクターであり、USB Type-Cなどでないのが少し意外に思えた。
まあ、ACアダプターは付属するし動かすことも少ないので、USBでないことのデメリットはあまりない。なんとなく「いまさらACアダプターが増える」ことに少し落ち着かない気持ちを感じただけなのだが。