本連載の前回記事において(「2~5万円の低予算で買えるスマホを総ざらい REDMI 15 5GからPixel 10aまで」)、スマートフォンの値上がりが進む中で、低予算で買える製品を総ざらいしてまとめて紹介したが、特に安価ながらFeliCaにも対応するなど、メイン機としても使えそうなスペックを持つ製品として取り上げたのがシャオミ「REDMI 15 5G」だ。
ECサイトや量販店などでSIMフリー版を購入できるが、特に安価なのがキャリアで販売された機種の未使用中古品。現時点での相場は約1万8000円ほど。筆者もソフトバンク版を購入したので、その使用感をお伝えしたい。
動作のもっさり感はあるが、十分使えるスマートフォン
この価格帯のスマートフォンとなると、一番気になるのは、サクサク動くかどうかだが、結論から言えば、動作のもっさり感は正直あるものの、ちゃんと使える機種だ。FeliCaやマイナンバーカード関連にも対応するため、1台で大抵のことをこなせる。
あらためて主なスペックを紹介すると、SoCにはSnapdragon 6s Gen 3、キャリアモデルではメモリーは4GB(SIMフリー版には8GBのモデルもある)、ストレージは128GB。画面は6.9型液晶で解像度は1080×2340、最大144Hzのリフレッシュレートに対応する。バッテリー容量は7000mAhと大容量で、USB端子経由で他の機器を充電する機能もある。
とは言え、メインメモリーが4GBというのはやはり苦しい。OSもアプリも更新ごとに肥大化する傾向があるが、今の時点で4GBでは少ない。ストレージ領域をメモリー代わりにする「メモリ拡張」機能も備えているが、どうしてもその仕組み上、動作が遅くなるので期待はしないほうがいい。
なお、SIMフリー版には8GBのモデルもあると書いたが、価格が一気に高くなって3万円台後半になるので、それなら別機種を検討したほうがいいかもしれない。
処理性能を要求するような場面では
どうしてもスペックの不足が気になるのは確か
全体的な動きはハイエンドクラスのスマートフォンと比較するとどうしても緩慢ではある。それでも動画視聴では、再生が始まってしまえばまったく問題はない。ショート動画を次々に見る場合も切り替わりにともなうタイムラグは感じられない。
ゲームも暇つぶしにやるシンプルなグラフィックスの軽量なものであれば問題は無い。ストレージは128GBなので写真や動画撮影はそんなに保存せず、ゲームを入れまくるようなことをしなければ足りるだろう。もっとも3Dを多用するゲームになると苦しくなるので割り切っての使い方は必要となる。
実際のところ、アプリの起動と切り替え、そして動作自体も遅く感じる場面はある。ウェブサイト閲覧とメール、たくさんのメッセージやSNSアプリなどを頻繁に切り替えるような使い方をする場合には性能面での物足りなさは感じる。
液晶ながら大きな画面で見やすい
モノラルスピーカーだが縦動画やイヤホンを使うと問題なし
本機で最も活躍しそうなのが動画視聴。最近のスマートフォンは有機ELパネルが完全に主流だが、REDMI 15 5Gの液晶。有機ELのほうが黒の表現が上回る印象だが、実際に使ってみた範囲では正直気になるようなことはない。
また、液晶と言っても、バックライトの輝度は十分に高く、炎天下で使っても見づらいといったこともない。特にREDMI 15 5Gのバッテリーは大容量なので遠慮なく画面を明るくして見ることができる。
また、REDMI 15 5Gはモノラルスピーカーなのは弱点の1つで、横画面で見た場合に音は右側からしか聞こえない。最近はショート動画を中心に縦のまま見ることも多いし、気になるのであればBluetoothイヤホンを使えばいいだろう。なお、REDMI 15 5Gにはイヤホン端子は用意されていない。
電池のもちは1時間あたり最大でも10%減くらい
REDMI 15 5Gは7000mAhバッテリーを搭載するだけに、電池持ちはかなりいい。公称スペックでは動画再生は最大25時間可能となっているが、外での利用を前提に画面を最大輝度にして動画を再生してみたが、1時間経過後も10%も減らない。輝度を下げればカタログ値どおりの25時間に近く持つ印象で、1日中動画を見るような使い方にも対応してくれそうだ。
充電は最大33Wに対応するとしているが、手持ちのPPS対応の45W充電器では18Wでの充電だった。































