荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”

Z5IICで猫を撮る! ニコンの最新フルサイズミラーレスが「ファインダーなし」を選んだ大正解 (2/2)

文●荻窪 圭/猫写真家 編集●ASCII

2026年10月30日 12時00分

前へ 1 2 次へ

道の真ん中に座る猫と「進入禁止」の結界

 もうちょっと、散歩で撮った猫を。

 初めて行く場所だったので、きょろきょろしながら歩いていると、狭い道のど真ん中にちょこんと座っている猫が。思わずしゃがんでモニターを開き、低い位置から1枚。

お、猫がいた、としゃがんでさっと撮った1枚。よく見ると「進入禁止」と書かれた手作りの札が。2026年10月 ニコン Z5IIC

 よく見ると、道の途中に「ここは私有地です。進入禁止」と手書きされた札が、三角コーンとともに置いてある。だから猫が堂々と道の真ん中にいるのだ。

 進入禁止と書かれてしまったら、こちらもそれ以上は近寄れない。ギリギリまで寄って、進入禁止の札と一緒にもう1枚。互いを隔てる進入禁止の札、というのがちょっと面白い。

赤いコーンの隙間から覗いているような構図で1枚。そこには、人と猫を隔てる結界があったのだった。2026年10月 ニコン Z5IIC

シーンモード「ペット」なら初心者でも簡単

 さて、初めてのフルサイズミラーレス、という人もターゲットのカメラなので、もっと簡単に猫を撮りたい人向けの機能もちょっと紹介。

 シーンモードに「ペット」が用意されているのだ。これにすると、動き回るペットを撮るのに最適なセッティングに自動でしてくれる。まずはこれで撮ってみるべし。被写体は飼い猫だ。

シーンモードの「ペット」で、うちの猫を狙ってみた。左上に猫のアイコンが出ているのがわかる。ペットモードにすると自動的にペット向けのセッティングになり、連写がオンになる

うちの黒猫。黒猫なので、目を大きく見開くとすごく目立つのがかわいい。2026年10月 ニコン Z5IIC

 もう1枚、うちの猫を。

 狭い猫スリバチに2匹がぎゅっとくっついて、無理やり入っていたので、これはシャッターチャンス、と撮ったものだ。左からしっぽがはみ出ているけれど、これはもちろん黒猫ではなく、キジトラのしっぽである。めちゃ重なっているのがよくわかる。

狭い猫スリバチに無理やり2匹が入って重なっていたので、思わず撮影。キジトラのしっぽが黒猫の下から出ているのがいい。2026年10月 ニコン Z5IIC

高感度に強く、室内猫も撮りやすい

 このZ5IICは、フルサイズセンサー機としては画素数が2450万画素と控えめなこともあって、けっこう高感度に強く、室内の猫も撮りやすいのがまたよし。

 ここ数年、ファインダーのないモニターのみのカメラは動画メインの設計になりがちだったけれど、Z5IICは写真メインで動画もOKという立ち位置。猫をもっと自由なスタイルで撮りたい、しかもフルサイズセンサーがいい、という人にオススメだ。

■Amazon.co.jpで購入
■Amazon.co.jpで購入
■Amazon.co.jpで購入

筆者紹介─荻窪 圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

前へ 1 2 次へ

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング