アップル初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」は256GBで、36万4800円だ。最も容量の多い2TBは57万4800円。一昔前なら、ちょっとした軽の中古車が買えてしまう。
今回、iPhone Duoを1週間、試用する機会を得た。
多くの人が疑問に抱いているのは「iPhone Duoは36万4800円に見合った満足感を得られるのか」という点ではないだろうか。
この1週間、普段の生活でiPhone Duoを使い倒してみて。結論を先に言ってしまうと、スマホとタブレットとパソコンの「いいとこ取り」で、朝から晩まで手放せなかった。費用対効果は十分のように感じる。ただし、ツッコミどころもそれなりにある。
パスポートより小さい本体と片手持ちの悩み
iPhone Duoは閉じると5.4インチ。「パスポートサイズ」とうたわれているので、実際に日本のパスポートと並べてみた。すると、縦はiPhone Duoのほうが1センチ弱、短い。パスポートより小さいのである。おかげでワイシャツの胸ポケットにすっぽり収まる。これはビジネスパーソンにはとっては心地いいかもしれない。
さっそくロックを解除しようとして、指が宙をさまよった。ロック解除は右側面のボタンに指を触れるTouch IDなのだ。ここ数年、顔認証のFace IDに飼い慣らされていた身には、指を当てる動作がどうしてもぎこちなくなる。持ち方によって触れる指が変わるので、指紋は複数登録しておくのがよい。
ちなみに、右側の角が丸く、Touch IDも右、メニューを切り替えるアイコンも右寄り。どうも右利きを前提に作られている。左利きの人は、買う前にアップルストアで操作感を改めて確かめてみるといいだろう。
片手持ちしていて気づいたのが、横幅だ。84.1ミリあり、iPhone 18 Proの71.9ミリと比べるとかなり太い。親指が画面の左端まで届かず、右手の小指で本体を下から支える格好になる。これを続けていると、小指がじわじわと痛くなってくる。
通勤中に片手はスマホ、片手はつり革という人には正直、ふさわしくない形状かも知れない。
重さは254g。iPhone 18 Proは211gなので、40g以上重い。触った初日は興奮しているので「全然いける」と思うのだが、数日たって冷静になると「やっぱり重いな」とじわじわ効いてくる。恋は盲目とはよくいったものだ。




























