au design projectの粋を集めた「ガッキ ト ケータイ」(関連記事)。楽器が持っている人間との完璧なインタラクション・デザインを、ケータイにも取り込んでいきたい、そんなテーマがこのプロジェクトにはあった。そして近い将来何らかのカタチで製品化したい、というコメントがあり、それがまず一歩具現化されたのが、CA001ということになる。
CA001はau2009年春モデル中唯一、そしてカシオ製端末初のタッチパネル対応ケータイだ。これまでのカシオ端末同様、二軸ヒンジを採用し、ディスプレイを表にして折りたためば、タッチメニューが現われる。
500万画素カメラやワンセグ、テレビのリモコン、単語帳など、タッチに対応するアプリをボタンで選ぶことができるが、その筆頭にあるのが、楽器ケータイのDNAを受け継ぐ「Touch Session」というアプリである。ヤマハ製の「AE-2」という音源チップと、「Mofiano」という音楽ソフトの組み合わせによって実現している。