格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

アップルCarPlayを旅行でバリバリと使っても、格安SIMで大丈夫そう (3/4)

文●正田拓也 編集● ASCII編集部

2019年08月11日 12時00分

Apple CarPlayに対応するクルマはどんなものがある?

 今回、試用のために使ったフォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランでは大型のタッチパネル式の液晶画面が備わっていて、Apple CarPlay/Android Autoも全車に備わっている。カーナビ搭載仕様とすることも可能で、試用したクルマもナビが付いていたが、カーナビがなくてもApple CarPlay/Android Autoは使え、操作性は同じだ。

iPhoneを接続すると右下のアイコンは「Apple CarPlay」になる

Androidを接続すると「Android Auto」になる

 Apple CarPlay/Android Autoが備わるクルマは輸入/国産車を問わず増加中だが、現時点ではまだ輸入車の方が力を入れている印象。カーナビのための日本向けローカライズが不要になることや、車両情報表示に液晶画面を備えるクルマが多くなっていることから、Apple CarPlay/Android Autoは相当浸透している。

 一方で国産車はというと、ディスプレーを持たず、カーナビは後付けを基本としている車種もあるため、そのままでは対応しているクルマはさほど多くないという印象だ。トヨタもSDLによるスマートフォンとのリンクを優先させ、Apple CarPlay/Android Autoには乗り気とは思えないことが、そう感じさせる原因かもしれない。

 それでも、安心してほしいのはApple CarPlay/Android Autoに特化した後付オーディオが、パイオニアから「FH-9400DVS」「FH-8500DVS」として製品化されており、標準的な2DINの取り付けスペースさえあればクルマの新旧を問わず利用が可能になる。カーナビ機能や地上デジタル放送の受信機能がないため、配線が少なく、取付工賃も安い。

 そして、クルマが古くなったときこそApple CarPlayやAndroid Autoの出番。クルマの寿命は長くなっているのに対し、カーナビは地図データ更新の問題など、時間の経過で徐々に役に立たなくなっていく。Apple CarPlayやAndroid Autoの規格が変化しなければ、かなり長い期間、最新システムをクルマで使うことができそうだ。

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