格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

アップルCarPlayを旅行でバリバリと使っても、格安SIMで大丈夫そう (4/4)

文●正田拓也 編集● ASCII編集部

2019年08月11日 12時00分

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もちろんApple CarPlayやAndroid Autoのデメリットもある
位置情報取得の性能では単体のカーナビにはかなわない

 Apple CarPlayやAndroid Autoをがあると、もはやクルマにカーナビ機能は不要。クルマにはスマートフォンと接続できるディスプレーさえあればいいと考えるかもしれないが、もちろんデメリットもある。スマートフォンを忘れたら何もできないという根本的な問題のほか、位置情報がスマートフォンの性能に依存するなどの問題がある。

 具体的にはトンネルのようにGPSの位置情報が取得できない場所では、自車位置が正確ではなくなる。クルマに備え付けのカーナビでは通常、ジャイロと車速信号によってGPSの信号が途切れてもクルマの場所が特定でき、トンネル内の分岐位置もしっかりと案内される。しかし、スマートフォンのカーナビではトンネル内はほぼ動作せず、トンネル内の分岐となるとお手上げ。もし、トンネルの多いルートなら通常のカーナビを使ったほうが便利だろう。

 なお、このデメリットはスマートフォンをホルダーに装着してカーナビをさせる場合と同じだが、今後、クルマとの接続規格であるSDL(Smart Device Link)との対応によって解決する可能性もあり、将来への期待としたい。

カーナビとして使うことで、スマホの利用機会は増える
増える分のデータ通信には格安SIMやeSIMでオトクに

 Apple CarPlayやAndroid Autoは登場からだいぶたち、クルマとスマートフォンの融合としては定番となりつつある。今後はさらにクルマとの接続規格であるSDLも普及して、クルマに乗っているときでもデータ通信が必要な時代へと確実に進行する。

 そんな時代でも、格安SIMを活用することで、通信量の不安なく利用できるのは心強い。ぜひ、有効に活用してみてはいかがだろうか。

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