●マップアプリにARナビ?
またすでにGoogle Mapsはすでに実装していますが、ARを用いて道案内をするナビゲーションも便利そうです。地図で経路が示されても、最初の1歩目をどちらに向かって踏み出せばいいかが分かりにくい、という問題は解消されていません。
iOS 13のマップアプリでは、Googleストリートビューよりも歩いている感覚を覚えさせる表現「Look Around」機能を実装しており、これとARナビゲーションを組み合わせることで、実際のカメラの映像にお店の名前や経路を重ねることもできるようになるでしょう。
もしiPhoneの進化が小幅なものになるとすれば、こうしたプラットホームやソフトウェア、アプリでこれまでできなかったことを実現する点に取り組み、驚きを与えてくれるかもしれません。
来週、現地からイベントのレポートをお届けします。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
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