ネット加入の翌々日に宅配便でSIMが届いた
今回の筆者は、価格.comの「格安SIMカード」のページを経由して加入した。特典は契約事務手数料が無料になるというものだ。
加入手続きは金曜日の午前中だったが、夜になって本人確認書類にミスがあるとのメール連絡があり、すぐに修正手続きをしたところ深夜に申込が受理され、翌土曜日にSIMが発送された。ミスは申し込みの際に生年月日を入力する際、マウスのホイールに手が触れたためか間違って入力してしまったというものだ。
もし、ミスがなかったとしても当日発送は難しいと思われ、申込翌日発送の2日後配達が最短のようだ。楽天モバイルのウェブサイトにも「最短2日でお届け」とあるが、順調に進んでその日数だということを体験した。
2日といっても宅配便の受取があるので、平日ならSIMを手にするのは2日後の帰宅後になってしまう。もし、ものすごく急いでいるようなら既存ユーザーの人に紹介をしてもらい、楽天モバイルの実店舗で手続きをしたほうがいいかもしれない。
ごく普通に使える格安SIM、昼時も快適な方か
SIMが届いたらすぐに利用可能。楽天モバイルの場合、加入初月はどのプランを選んでも「プランS」の料金になるので、楽天会員なら、月1631円だ。しかも余ったデータ容量は翌月に繰り越しされる。利用開始直後はさまざまなテストや速度計測もするのでデータ量が多いのはありがたい。
手持ちのHUAWEI P30 liteにSIMを装着してみたが、速度比較アプリで計測した速度を見ると、極端に早い時間帯も少ない一方で極端に速度が落ち込む時間帯もない。
実際にウェブブラウジングなどで使ってみても、通常なら極端に速度の落ち込む昼の12時台と18時台でもさほど快適さを失わない。この2つの時間帯は、容量超過や高速データをオフにした場合の速度が300kbpsに絞られており、そのことが逆に速度は遅いが安定してデータが流れるという状況を生み出しているようだ。
12時台であっても動画以外のサイトの閲覧には支障をほぼ感じず、動画についても、たとえばTVerでテレビ番組を見ても、低画質モードになるが、あまり停止せずに視聴できる。容量超過や高速データ通信をオフにしても同様だ。
もちろん混雑時間帯以外はさらに快適に通信できる。速度測定アプリでは下りの速度が10Mbpsに届くことは深夜帯くらいしかないが、そもそも10Mbps以上の速度が必要になる場面はほとんどなく、遅いという印象もない。
初月の料金について、公開当初は記事に誤りがありました。お詫びするとともに記事を修正しております。(11/19 19:00)