ぶっちゃけややこしい! 「ギガホ」の月60GB継続も昨年9月以前の申込者は要注意

文●オカモト/ASCII

2020年03月05日 19時50分

 NTTドコモは、今年1月にスタートした「ギガホ増量キャンペーン」を4月30日で終了。5月1日からは「ギガホ増量キャンペーン2」として開始し、対象を「ギガホ2」のみとする。データ通信の通信量が本来の倍の月60GBで、自動適用される点に変更は無い。

昨年9月までに「ギガホ」を申し込んだユーザーは
「ギガホ2」への変更をお忘れなく

 実質的なキャンペーン内容は変わらないが、一部ユーザーにとっては手続き無しでは5月以降は月30GBになってしまうため、解説が必要となるだろう。

 まず基本プランの「ギガホ」と「ギガホ2」の違いについて。昨年10月の法改正により、長期契約の途中解約時の違約金に制限が加わった。これにより、昨年10月に導入されたのが「ギガホ2」となる(「ギガホ」の違約金が税抜9500円に対し、「ギガホ2」は税抜1000円)。つまり、昨年9月までに契約(またはプラン変更)していると「ギガホ」、昨年10月以降だと「ギガホ2」というわけだ。なお、2年契約前提時の月額料金はともに税抜6980円で変わらない。

 前述のように、5月以降、月60GBに増量されるのは「ギガホ2」のみなので、9月までに「ギガホ」に申し込んで、そのままというユーザーは月30GBとなってしまう。

「ギガホ」→「ギガホ2」は可能だが、現在の違約金は同じ
なぜこんな複雑なことに……?

 もっとも、「ギガホ」の契約者が「ギガホ2」にプラン変更することは特に制限なく可能なので、5月以降も月60GBが利用できることは変わらない。ただし、その場合も違約金は税抜1000円にならずに、その時点での2年契約が満了するまでの解約には税抜9500円がかかる(つまり実質的な契約内容に変化はないが、MNP転出手数料にのみ違いが生じる)。

 どうして、こんな複雑なことにしたのか、ユーザー視点からは正直理解しがたいが、昨年9月までに「ギガホ」に契約している人は手続きを忘れないようにしたい。

 

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