●「GIGAスクール構想」を前倒しする必要がある
「低所得世帯でインターネット環境がない家庭」で、子どもが使えるノートパソコンやタブレットが充実しているとは想像しにくい。また現状、学校で1人1台家庭に持ち帰れるノートパソコンが配備されているとも考えにくい。
文部科学省では「GIGAスクール構想」として、2023年までに小中全学年の児童生徒1人1台コンピュータを実現するために1台あたり4万5000円を補助する考えだ。
新型コロナウイルス騒動の真っ只中だが、このGIGAスクール構想を一刻も早く実現する必要があるだろう。
単に学校でコンピュータを使って学習するだけでなく、自宅に持ち帰り、オンラインで遠隔授業を受けられたり、宿題ができる環境を整備した方が良さそうだ。
つまり、ノートパソコンもしくはタブレットにはLTEや5Gなどのセルラー通信を内蔵したデバイスが望ましい。モバイルWi-Fiルーターを別に持ち歩くというのは効率が悪いし「パソコンやタブレットは自宅に持ち帰ったが、モバイルWi-Fiルーターを学校に忘れた」では勉強にならない。
LTEや5Gが内蔵されていれば、デバイスの管理もやりやすくなり、セキュリティ面でも安心だろう。