●プライベートの利用を制限する必要がある
また、家庭でモバイルWi-Fiルーターを使わせると、どうしても授業用のノートパソコンやタブレットと、プライベートで使う通信を分けて管理するというのが難しくなる。モバイルWi-Fiルーターを配ったら、「結局、親がスマホゲームの通信に使って、データ容量の制限に到達した」なんてことになったら、配布した意味がない。
プライベートでも使えるとなると結果として、モバイルWi-Fiルーター向けの通信料金が高くなるだろう。高額となれば、家庭での負担はかなり大きくなるし、自治体が負担したとしても相当な予算を盛り込まなくてはいけない。
もしこれがLTE内蔵のノートパソコンやタブレットであれば「テザリング」を禁止することで、ノートパソコンやタブレットしかセルラー通信できなくすることも可能だ。
そうすればプライベートでの利用を制限することができるようになり、キャリアも相当、安価な学習用の専用料金プランを提供できるのではないか。