松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析

アップルが10万円以下のMacBookを出す? (4/4)

文●松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII

2020年05月05日 17時00分

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●MacBook復活か

 そしてブランド名です。

 個人的には、現在ラインアップから姿を消した12インチMacBookは、出発点としてちょうど良いのではないか、と思いました。バタフライキーボードをMagic Keyboardに変更し、Aシリーズ採用のベーシックモデルとして復活させるアイディアです。

 例えば899ドルからという価格でAシリーズを搭載するMacBookを用意すると、iPad ProラインアップやMacBook Airとの差別化を図りながら、新しいカテゴリの製品として導入しやすくなるのではないでしょうか。

 ただし、Aシリーズ搭載のMacとIntel搭載のMacが共存する場合、あえて同じMacと名乗らせるのか、あるいはiPhoneやiPadのように「i○○」、例えばiBookのような異なる名前で展開するのか、どちらも説得力を持っていると思います。

 Macを名乗らせる方が、Intelからのスイッチを強調できて、インパクトがより大きくなります。おそらく2021年の業界最大のニュースにもなり得ます。

 ただIntelにも引き続き頼ること、搭載チップで体験の差異がないことを考えると、あえて名前を分けても良いと思いました。Macが悩んでいたWindows PCとの競争軸から外せるからです。

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

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