■QRコードだけではやっぱり不便、LINE統合に期待
PayPayの調査では、新型コロナの影響で約7割の人が現金を避ける傾向にあるとのこと。その中で、キャッシュレスといえばPayPayの名前を挙げる人がトップを占め、決済回数は4〜6月で4.3億回に達するなど、まだまだPayPayは伸びている印象です。
一方、丸亀製麺においてPayPayなどのQRコード決済の取り扱いが「終了」したと掲示され、話題になりました。運営元のトリドールによれば、システムを改修次第、再開予定とのこと。その後、店内の掲示は「一時停止」に差し替えられたようです。
ただ、これに対して「やはりQRコード決済は終わるのか」という声が多かったのも事実です。大型の還元キャンペーンが終わり、6月には最大5%のキャッシュレスポイント還元も終了。やがて決済手数料が上がり、QRコード決済はなくなると予想する人が多いのは興味深いところです。
同じQRコード決済でも、メルペイやau PAYはiDやQUICPayを通した決済にも対応しており、活用範囲が広いという違いがあります。この点ではLINEがクレジットカードに注力しており、ヤフーの親会社であるヤフーの親会社であるZホールディングスとの経営統合が実現すれば、PayPayと補完し合う関係になりそうです。
新型コロナの影響で10月に予定されていた経営統合は遅れる見込みとなっていますが、両社の強みを活かしたシナジーに期待したいところです。