キャリアモデル／SIMフリーともに、お手頃価格で安心して購入できるミドルクラスの定番機として、累計出荷が700万台を超えるなど確固たる地位を築いている、シャープ「AQUOS sense」シリーズ。

　今年のAQUOS senseは、基本モデルの「AQUOS sense4」、大画面版「AQUOS sense4 plus」に加えて、5G対応の「AQUOS sense5G」の3モデルが発表された。

AQUOS senseシリーズに5Gモデルが登場。お手頃に入手できる5Gスマホとなりそうだ

600番台の5G対応スナドラを搭載
AQUOS senseシリーズ初の5G＆Android 11モデル

　まずは、今冬以降の発売予定とされているAQUOS sense5Gから。600番台で5Gに対応したSnapdragon 690 5Gをいち早く搭載。さらにAndroid 11を搭載するなど、AQUOS senseシリーズとしては初物尽しの1台となる。

　サイズやスペックなどは後述するAQUOS sense4との共通点も多く、ディスプレーは5.8型IGZO液晶（19：9、1080×2280）。4GBメモリー、64GBストレージ、前面指紋センサーと、比較的スタンダードな仕様。バッテリーは4570mAhと大容量で、もちろん防水・防塵やおサイフケータイに対応する。カメラは、1200万画素がメインで、1200万画素の超広角、光学2倍の800万画素の望遠という3眼構成。

外観的にはAQUOS sense4とあまり変わらない

　ソフトウェア的には前述のようにAndroid 11を採用することで、画面録画機能やバブル機能など、最新機能が利用可能。また、5G通信を活かすために、自宅にいるときにテザリングを自動でオンにする機能も搭載されている。

700番台のスナドラや3眼カメラなど、着実に性能アップ
「AQUOS sense4」

　続いてはスタンダードなAQUOS sense4（今秋以降発売）。前年モデルとはほぼ同じサイズで前面指紋センサーを維持しながら、水滴型ノッチの採用で画面サイズは5.8型にアップ（19：9、1080×2280）。CPUはSnapdragon 720Gに（従来はSnapdragon 630）、カメラも標準＋超広角に光学2倍の望遠カメラを加えた3眼構成になるなど、基本性能は確実にアップしている。また、バッテリー容量も4570mAhと大容量化されている。

AQUOS sense4も水滴型ノッチや3眼カメラを採用。カラバリは3色

　独自の機能としては、指紋センサーを数秒押すことで決済アプリを起動できる「Payトリガー」、ウェブサイトやSNSアプリを自動スクロールする「スクロールオート」、指1本でスクリーンショットが撮れる「ClipNow」などがある。また、法人用途を意識して、sXGP規格にも対応する。カラバリはライトカッパー、シルバー、ブラックの3色。

6.7型液晶の大型モデル「AQUOS sense4 plus」

　AQUOS sense4 plusは、画面サイズが6.7型（20：9、1080×2400）まで一気に大型化（前年モデルは6型）。このディスプレーは90Hzの高速駆動にも対応している。また、CPUこそSnapdragon 720GでAQUOS sense4と同じだが、8GBメモリー／128GBストレージと、ミドルハイクラスとして堂々とした性能を持つ。

大画面モデルの「AQUOS sense4 plus」

　カメラについても、メインが4800万画素で、500万画素の超広角、200万画素のマクロ、200万画素の深度測定と4眼構成に。インカメラについても800万画素＋200万画素（深度測定）のデュアルになっている。カラバリはパープル、ホワイト、ブラックの3色。

4眼カメラを搭載。こちらもカラバリは3色