主要格安SIMの料金表（今回はデータSIM）とともに、格安SIM、SIMフリースマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、ミドルクラスのスマホの定番、シャープ「AQUOS sense」の2020年モデルが発表。サイズがほとんど変わらずに性能がさらに強化されたほか、5Gモデルも登場した。

今年は5Gモデルも用意されたミドルクラスの人気モデル「AQUOS sense」

5Gモデルと標準モデル、サイズは前モデルとほぼ同じ
確実に強化された性能、カメラも3眼に

　キャリアモデル、SIMフリーともに、ミドルクラスとしては完全に定番の地位を確立した「AQUOS sense」。シリーズ全体で700万台を突破したほか、前年モデルの「AQUOS sense3」は300万台のヒット製品となったという。

発表会の映像より、前年モデルは300万台のヒット

　2020年モデルでは、標準モデルの「AQUOS sense4」に加え、5G対応の「AQUOS sense5G」も登場（プラスして大画面版の「AQUOS sense4 plus」も）。前年モデルからは、本体サイズはほとんど変わらずに（約71×148×8.9mm）、画面サイズを大型化（5.5型→5.8型）、高性能CPUの搭載、3眼カメラの搭載、バッテリー容量の大型化（4000mAh→4570mAh）と、確実に性能をアップさせている。

　まずは少し先、来年の発売になる予定のAQUOS sense5Gから。と言っても、CPUや5G対応などを除いて、大半のスペックはAQUOS sense4と共通。CPUは5G対応のSnapdragon 690 5G。AQUOS sense3と比べて、約2.4倍の処理性能を持つという。ディスプレーはもちろんIGZO液晶で、水滴型ノッチ採用による縦長化（19：9）で大型になった（5.8型、1080×2280）。

AQUOS sense5Gは、ライトカッパー、オリーブシルバー、ブラックの3色

　メモリー／ストレージも4GB／64GBと十分なもので、カメラは約1200万画素をメインに、約1200万画素の超広角、光学2倍の約800万画素の望遠という3眼構成で、よりさまざまな場面で対応可能になった。また、一体成型のアルミ筐体は頑丈さとコスト面の両方でメリットがあるという。防水・防塵、おサイフケータイなどにももちろん対応している。

5G対応でも、約71mmという片手でも使いやすいサイズはキープ

　一方のAQUOS sense4も前述のようにほぼ同じスペックだが、CPUはSnapdragon 720Gを搭載し、前年モデルのSnapdragon 630からは大幅に性能アップ。なお、AQOUS sense5Gとの比較では、CPUでは若干AQUOS sense5Gが、GPUでは若干AQUOS sense4が上とのこと。

こちらはAQUOS sense4。カラバリはライトカッパー、シルバー、ブラックの3色

AQUOS sense5GとAQUOS sense4の外観上の違いは側面のアンテナくらい

　今回は製品の発表のみで、価格や販売方式については公表されていないが、例年同様キャリアとSIMフリーの両方で提供されるのが予想できる。今回も幅広いユーザーに勧められる1台となりそうだ。

BIGLOBEとJ:COM MOBILEも新iPhone SEの取り扱いを発表

　ともにKDDI傘下である、BIGLOBEモバイルとJ:COM MOBILEが、第2世代のiPhone SEの取り扱い開始を発表している。発売日は9月18日と17日。

　BIGLOBEモバイルについては、すでに価格も公表されており、64GBモデルが1925円×24回（4万6200円）、128GBモデルが2140円×24回（5万1360円）。また、11月3日までの申し込みで、利用料金に適用される最大1万8000円分のポイント還元や、音声SIMの6ヵ月、月900円の値引き、エンタメフリー・オプションの最大6ヵ月無料（音声SIMのみ）といった特典も用意される。

月1000円前後の人気格安データ通信サービス（すべて税抜）
（音声通話付きのSIMは過去の分をクリック）

月1500～2000円台の人気格安データ通信サービス
（すべて税抜）

^{※1：au網のSIMはSMS付きのみ（オプション料金必要）
※2：au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある}