アップルは17日から、iOSのメジャーアップデートとなる「iOS 14」の配信を開始する。iPhone 6s以降のデバイスなどに適用できる。

　iOS 14の新機能については、すでにWWDCやパブリックベータ版などで紹介されているが、ホーム画面にウィジェットが置けるようになり、時間や場所に合わせた情報を表示できるようになったほか、ホーム画面の最後に「Appライブラリ」と呼ばれる、すべてのアプリをひとまとめにして表示するページの追加、iPadではすでにサポートされていた再生中の動画の小窓による表示、電話やビデオ通話での着信で全画面表示にならずに小さなポップアップでの表示、セキュリティ機能の強化（位置情報を「おおよその位置」で提供する設定、マイクやカメラの使用中にオレンジの点で示す）などがある。

アプリアイコンだけだった、iPhoneのホーム画面についにウィジェットが！ 右画面はホーム画面の最後に用意される「Appライブラリ」

電話が着信するとアプリ操作が完全に中断するということもなくなる

アンテナアイコンにあるオレンジの点がマイクやカメラの利用中であることを示す。悪意あるアプリによるプライバシー漏出を防げる

　なお、同時に「iPadOS 14」の配信も開始される。