格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

月2480円と安くて、データ使い放題も追加で可な「povo」の特徴や注意点は何? (2/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2021年01月24日 12時00分

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3キャリアでエリアには微妙な違いがある

 そして、最後はエリアの問題。ドコモ/au/ソフトバンク、そして現在拡大中の楽天モバイルと、日本には4つのネットワークがあり、それぞれエリアは別。以前なら、ドコモ、au、ソフトバンクの順でエリアが充実しているというのが定説だったが、現在は場所により得手不得手がある状態になっている。

povoはauのネットワークを用いるため、サービスエリアも基本的には同じはず。ただ都市部などでは、スポットスポットで通信が不安定な場所はある。他社のネットワークから切り替える際は注意が必要だ

 多くの人が使う主要駅前や繁華街といった場所では、エリアに大きな差はないが、ビルの奥の部屋や、住宅街でも個々の家の中などでは不安定な場所も出てくる。現在、auやUQ mobile、auネットワークのMVNOの格安SIMを使っていて問題がないならいいが、ドコモやソフトバンクの回線を使っている場合にはエリアに注意が必要だ。

 この点はauから他社に移行する場合でも同様で、それぞれに微妙なエリアの違いがあり、筆者の行動範囲でも一部のネットワークが圏外になる地点を確認している。

povoに契約するなら端末の対応確認とSIMロック解除を

 前述のとおりにpovoは当初は端末は提供されない予定なので、手持ちのスマートフォンのまま移行するのが簡単だ。買い替えなければアプリや設定、データの移行も必要ない。

 また、その手持ちの端末にSIMロックがあり、解除できる条件を満たしているなら早めに解除しておきたい。auで購入した比較的新しい端末なら、povoへの乗り換えでSIMロック解除は必要ないケースも多いが、解除しておくことで、さらなる乗り換えにも便利なので、できれば早くしておいてほしい手続きだ。

 あとは、povoの条件が自分に合っていれば加入するのみ。3月まではまだ少し時間があるが、加入を検討しているなら、できる準備はしておいて損はないだろう。

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