■ahamoは強気の「2980円維持」か
3月26日に始まるahamoは、5分かけ放題を外すことで価格を引き下げるとの予測もありましたが、2月25日の朝日新聞のインタビュー記事でドコモの井伊基之社長はこれを否定し、2980円のまま変えない方針を語っています。
4月からは消費税を含めた総額表示が義務化されるため、ahamoは3278円、povoとLINEMOは2728円とahamoだけが高く見えることになります。それでも料金を据え置くというのは、ドコモの自信のあらわれといえるでしょう。
現時点での勢いを比べれば、ahamoとpovoとLINEMOの争いにおける勝者はahamoになりそうです。しかしオンライン契約自体、限界があるとの見方もあります。ソフトバンクが提供してきた3ブランドの中でも、オンライン中心だったLINEモバイルは5%弱にとどまっています。
また、携帯料金の節約という点ではポイントや決済サービスとの連携が欠かせない要素になっていますが、新20GBプランにはあまりお得な要素がありません。春商戦に重要な学割への対応を含め、ワイモバイルやUQモバイルは引き続き多くの人にとって最適なプランになるでしょう。
メイン回線とは別に、「1GBまで無料」の楽天モバイルを持っておくのはおすすめです。また、MVNOの新料金発表も相次いでおり、IIJmioは業界最安値クラスの低料金を実現。3月にはOCNモバイルONEも新料金を予告しています。大手3社の新20GBプランにとらわれず、自分に合ったプランを広い視野で探すのが良いでしょう。