サムスン電子、横折りの「Galaxy Z Fold4」と縦折りの「Galaxy Z Flip4」を発表! (2/3)

文●山根康宏 編集●ASCII

2022年08月10日 22時00分

縦折りで女性にも人気の
Galaxy Z Flip4

 縦折り式のGalaxy Z Flip4はGalaxy Z Fold4同様にヒンジ部分を改良。Galaxy Z Flip3 5Gで好評だったコンパクト・スクエア・高級感あるデザインをそのまま引き継いでいる。折りたたむと従来のスマートフォンの約半分の大きさで、開くと現れる6.7型ディスプレーはベゼル幅を薄くしている。本体サイズは約165.2×71.9×6.9mm、閉じたときは約84.9×71.9×17.1~15.9mmで、重さは187g。

Galaxy Z Flip4

 チップセットはこちらもSnapdragon 8+ Gen 1を搭載、メモリー8GB(LPDDR5)にストレージは128GB、256GBに加え、新たに512GBモデルも登場する。バッテリーは3700mAhと前モデルより400mAh増量、これはヒンジ部分のスリム化によるものだ。

美しくてコンパクト、そしてパワフル

 ディスプレーは6.7型2640×1080ドット。Galaxy Z Fold4同様リフレッシュレートは1~120Hzの可変式となった。閉じたときに現われるカバースクリーンは1.9型512x260ドット。ディスプレーの大きさは前モデルと変わっていない。

ディスプレーは6.7型、カバースクリーンは1.9型だ

 カバースクリーンは本体を閉じたまま電話を受けたり、メインカメラを使ったセルフィー撮影に対応しているが、前モデルより機能が強化されている。メールは受信後にあらかじめ登録した定型文や、音声による返信が可能になった。お気に入りの連絡先へも簡単に電話発信もできる。またカバー画面の背景を動画にすることも可能になった。そしてウィジェットも拡張されている。

カバースクリーン機能を強化し、閉じたままでもある程度の操作ができる

 カメラは1200万画素広角と1200万画素超広角のデュアル仕様で、前モデルと同じままだ。しかしメインカメラはセンサーサイズを大型化した。またNPU性能を53%高め夜間の撮影性能を大幅に高めている。さらに本体をL字に曲げて使うFlexモードでカメラを使うFlexCamではプレビュー画面を上側、下側入れ替えることが可能になり、様々な角度からの撮影が可能になった。特に三脚を使わない集合写真撮影に便利だ。

FlexCamはGalaxy Z Flip4をハンディカムのようなスタイルで使うこともできる

 SNSアプリを使うときも使いやすさを高めている。Instagram StoriesやReelsでもFlexモードに対応したため、ショート動画がより撮影しやすくなっている。カバースクリーン側では閉じたまま撮影できるクイックショットにポートレートモードが追加され、さらに写真プレビューを実際の比率でも表示できるようになった。Galaxy Z Flip4は「コンパクトなスマホ」に加え「コンパクトなカメラ」としても使えるのだ。

カバースクリーン側のカメラ機能も強化。小型カメラとしても楽しく使える

 本体カラーはBora Purple、Blue、Pink Gold、Graphiteの4色だが、一部の国ではオンラインでカラーをカスタムメイドできる「Bespoke Edition」も展開される。ガラスフレームが5種類、メタルフレームも3種類から選べ、合計75のバリエーションから自分の好みのカラーモデルを選べるのだ。

カスタムメイドできるBespoke Edition

「Galaxy Z Flip4」の主なスペック
メーカー サムスン電子
ディスプレー 6.7型有機EL(22:9)
1.9型(閉じた状態)
画面解像度 2640×1080ドット
サイズ 約165.2×71.9×6.9mm
/約84.9×71.9×15.9mm(最厚部17.1mm)
重量 約187g
CPU Snapdragon 8+ Gen 1
メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128/256/512GB
カメラ画素数 アウト:1200万画素+1200万画素(超広角)
イン:1000万画素
バッテリー容量 3700mAh
カラバリ Bora Purple、Blue、Pink Gold、Graphite

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