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皮膚温センサー搭載、衝突事故検知機能も搭載の新Apple Watch搭載 SEも進化

文●ASCII

2022年09月08日 05時15分

 アップルは、Apple Watchシリーズの新製品となる「Apple Watch Series 8」と新型の「Apple Watch SE」を発表した。注文受付はすでに開始しており、発売は9月16日。価格はApple Watch Series 8の41mmのGPSモデルが5万9800円で、41mmのセルラーモデルが7万4800円から。Apple Watch SEの40mmのGPSモデルが3万7800円で、40mmのセルラーモデルが4万5800円から。

正確な皮膚温を測定し、睡眠や月経周期の正確な把握が可能に
新たな低電力モードはSeries 4以降で利用可能

 Apple Watch Series 8では、新たな測定機能として皮膚温測定が可能に。肌に近い本体背面部分と、ディスプレーのすぐ下と2つのセンサーを搭載することで、外部環境による偏りを減らして、正確な皮膚温を測定できる。

 0.1度単位で測定できる正確な皮膚温のデータにより、睡眠中の状態を正確に把握して、運動や時差ボケ、病気による変動を確認可能なほか、女性の月経周期の予測精度を高めることができるとしている。

 もう1つの新機能が衝突事故検出。より強力なジャイロスコープと加速度センサーを活用して、衝撃を検知するとともに、実際に自動車を使っての正面衝突や追突、横転とした状況でのシミュレーションによるデータから、重大な衝突事故が発生した場合の独特のパターンを検出するとする。

 衝突事故が検出された場合は、Apple Watchに緊急通報サービス用のUIが表示され、iPhoneが近くにある場合はそのiPhoneを通じて、通話が発信される。

 また、新たに低電力モードを搭載。watchOS 9とApple Watch Series 4以降で利用できるモードで、アクティビティの記録は継続したまま、常時表示ディスプレイやワークアウトの自動開始など、一部のセンサーや機能を一時的に停止することで、Apple Watch Series 8であればバッテリー駆動時間を通常の18時間から最大36時間へと延ばすことができる。

 今回もNikeモデルとHermesモデルも登場。Nikeモデルには「Just Do It」ロゴが織り込まれた新しいスポーツループが登場。Hermesモデルは、ステンレススチールのチェーンと黒のレザーを組み合わせた「グルメットメタル」が注目と言えそうだ。

セルラーモデルでも4万5800円
機能十分で安価な「Apple Watch SE」

 Apple Watch SEは従来モデルと同じケースデザインを採用しつつ、Apple Watch Series 8と同じS8 SiPデュアルコアプロセッサを搭載するなど、処理性能は高く、さらに前述の衝突事故検出機能なども搭載しながら、価格を抑えたモデル。特にセルラー版でも4万5800円からとオトク感は高い。サイズは40mmと44mmでアルミニウムケース。仕上げはミッドナイト、スターライト、シルバーの3つから選ぶことができる。

 

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