ソニー、スペックアップで価格は抑えめのSIMフリー版Xperia 1 IVとゲーミングギアを発表

文●スピーディー末岡 編集●ASCII

2022年09月12日 13時00分

Xperia 1 IVに待望のSIMフリー版
そしてゲームに勝つための秘密兵器が登場!

 ソニーは今日12日、「Xperia 1 IV」のSIMフリーモデルと、「Xperia 1 IV Gaming Edition」「Xperia Stream for Xperia 1 IV」を発表した。

SIMフリー版「Xperia 1 IV」

 3モデルとも予約は今日13時から受付開始で、SIMフリー版Xperia 1 IVは16日発売で価格は17万5000円前後(ソニーストア価格)。Xperia 1 IV Gaming EditionとXperia Stream for Xperia 1 IVは10月14日発売予定。価格はXperia 1 IV Gaming Editionが19万円前後、Xperia Stream for Xperia 1 IVは2万4000円前後となる。取り扱いは全国のソニーストア(ECサイト含む)、一部の家電量販店など。

ブラック

 SIMフリー版Xperia 1 IVとキャリアモデルとの違いはメモリー16GB、ストレージ512GBに増量されたこと、ミリ波が非対応になったこと、バンドが全キャリア対応になったことだ。たとえば5Gはn3、n28、n41、n77、n78、n79に対応する。カラバリはブラック、アイスホワイト、パープルの3色。

アイスホワイト

パープル

 スペックはディスプレーが6.5型4K有機EL(21:9、1644×3840ドット最大120Hz、HDR対応)、SoCにSnapdragon 8 Gen 1、バッテリー5000mAh。サイズは約71×165×8.2mm、重さは約185g。nanoSIMとeSIMのデュアルSIM対応。このようにキャリアモデルからメモリーやストレージ、対応バンドなどが増強されているにもかかわらず値段は下がっているので、ミリ波を気にしないならSIMフリー版は買いだろう。

Xperia 1 IVとXperia Streamの組み合わせは無敵!

 Xperia 1 IV Gaming Editionの前にXperia Stream for Xperia 1 IVを紹介しよう。これはeスポーツチームの「SCARZ」と共同開発したXperia 1 IV専用のアタッチメントで、Xperia 1 IVに取り付けることで、ファンによる空冷強化、USB Type-C端子、有線LANポート、HDMI出力、3.5mmイヤホンジャックなどが使えるようになる、いわゆるドックだ。また、ゲームエンハンサーの機能にファン制御の項目も追加される。ワイヤレスが一般的なモバイルシーンにおいて、あえて有線接続を使うことでネットや音声の遅延が許されないeスポーツの世界で、プレイヤーが勝負だけに集中できる環境を整えてくれる製品だ。Xperia 1 IVは「PUBG MOBILE」の大会オフィシャル端末として採用されているだけに、このゲーミングギアは心強い味方だろう。

eスポーツチーム「SCARZ」と共同開発

Xperia Stream for Xperia 1 IVを付けたところ

正面

裏側

下部

 これらのケーブルは横持ちの際にすべて下側から出すことでプレイの邪魔にならない。通常の位置のUSB端子だと、横持ちにしたときにどうしてもケーブルが指に干渉してしまう。また、スマホでゲームをする際に唯一の欠点ともいえるのが通信環境。4Gや5G、Wi-Fiといった無線環境だとどうしても通信が安定しない。しかし、有線LANポートを付けることで安定して高速な通信環境でプレイできるのだ。また、スマホの画面が小さいというのなら大画面にHDMI出力できるし(1080p 120Hz、4K 60Hz)、元々Xperia 1 IVにはイヤホンジャックがあるが、端子を下側に持ってくることでやはり持ち手と干渉しない。このようにXperia 1 IVでゲームをするためだけに考えられているのだ。

このようにケーブルはすべて下から伸びる

 気になるクーリングシステムだが、熱の状況に合わせてファンの回転数を自動的に制御し、さらに熱源の位置に合わせて気流の量を最適化してくれる。その結果、ペルチェで冷やすよりもフレームレートを落とさずにプレイできるという。前述したようにゲームエンハンサーの新UIでファンの制御ができ、手動で回転数を上げたり下げたりも可能だ。

スマホの両面を冷やすように考慮されている

ゲームエンハンサーからファンの制御が可能

熱によるパフォーマンスの低下が起きづらい

 Xperia Stream for Xperia 1 IVのサイズは185×80×39mm、重さは142g。対応機種はXperia 1 IVのみとなる。

 そしてこのXperia Stream for Xperia 1 IVが同梱パックとなったのがXperia 1 IV Gaming Editionだ。単体でXperia 1 IVとXperia Stream for Xperia 1 IVを買うより、約1万5000円ほどオトクなセットなので、今からXperia 1 IVを買おうと考えているならXperia 1 IV Gaming Editionがいいだろう。

有線LANを使えばYouTube配信も安定するだろう

 また、15~18日にかけて幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2022のXperiaブースで展示され、先行体験ができる予定だ。また、Xperiaブースの生放送ではアスキースマホ総研のメンバーが発売前のXperia 1 IV Gaming Editionを徹底紹介するので、そちらもご覧いただきたい(久しぶりにリアル開催の東京ゲームショウでXperiaブースも復活! 生放送もあるよ)。

  Xperia 1 IV(SIMフリー)
メーカー ソニー
ディスプレー 6.5型有機EL(21:9)
画面解像度 1644×3840ドット
サイズ 約71×165×8.2mm
重量 185g
CPU Snapdragon 8 Gen 1
メモリー 16GB
ストレージ 512GB
OS Android 12
4G対応周波数 B1、3、4、5、7、8、12、13、17、18
19、21、26、28、38、39、40、41、42
5G対応周波数 n3、n28、n41、n77、n78、n79
カメラ アウト:約1220万画素(24mm、標準)
+約1220万画素(16mm、超広角)
+約1220万画素(85-125mm、望遠)
+3D iToFセンサー
/イン:約1200万画素
バッテリー容量 5000mAh
防水/防塵 ○/○(IPX5/8)
生体認証 ○(指紋)
デュアルSIM nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C
カラバリ ブラック、アイスホワイト、パープル

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