主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、AQUOSスマホの夏モデル「AQUOS R9」「AQUOS wish4」のSIMフリー版が登場したほか、楽天モバイルの留守番電話／割り込み通話の有料化が発表された。

AQUOS R9のSIMフリー版が発売

ハイエンド級の性能が約10万円！ AQUOS R9のSIMフリー版発売

　まず1つ目の話題がAQUOS夏モデルの「AQUOS R9」「AQUOS wish4」のSIMフリー版の登場。発売日はともに7月26日で、価格は10万円前後と3万円台前半。

自由曲線が用いられたカメラ部のデザインも話題

　まずは「AQUOS R9」。最速のスナドラ8 Gen 3ではないものの、それに準ずる性能（Antutu 10のスコアは130万点台）を持つ「Snapdragon 7＋ Gen 3」に、ライカカメラ社監修のカメラなど、他社ハイエンド機にかなり近い性能を持ちつつ、実売価格は約10万円前後とコスパに優れた1台。

特徴的な機能がこちら。料理の写真を撮る際に被った影を自動で除去してくれる

　ネットワーク面では、5Gでドコモ4.5GHz帯のn79を含めてサポートするなど（SIMスロットはnanoSIM＋eSIM）、各社SIMとの組み合わせにも優れ、広いユーザーに勧めやすい1台であることは間違いない。

　MVNO各社からもセット販売用端末としてリリースされているが、IIJmioではMNPでの契約を条件に9月2日まで8万9800円。さらにシャープ側でも9月1日までの購入時に1万円のキャッシュバックがあるので、かなり買いやすい状況になっている。

　もう1機種の「AQUOS wish4」はエントリークラスのモデルだが、画面サイズが6.6型液晶と大型化したのが新たな特徴。また、MIL規格準拠の耐衝撃テストをクリアするほか、ハンドソープでの洗浄やアルコールシートでの拭き取りに対応。ネットワーク面でも5G対応で、ドコモ4.5GHz帯に対応する。こちらも広いユーザーに合った製品だろう。

大型化されたエントリー機「AQUOS wish4」もSIMフリー版が登場

楽天モバイル、従来無料だった留守電と割込通話が有料に
12月から有料オプション化

　楽天モバイルが、「留守番電話サービス」「割込通話サービス」の有料化を発表している。現時点で無料の両サービスだが、12月1日以降はそれぞれ月330円、月220円の有料オプションとなる。なお、既存ユーザーで両機能の利用設定をオンにしているユーザーは11月30日までに一旦自動で解除されるので、利用したい場合はあらためてオンにする必要がある。

楽天モバイルの留守電／割込通知の機能が有料化される

　留守電サービスは、NTTドコモを除いて、無料で利用できた時代もあったが、各社とも有料オプション化が進んでいる（ahamoのようにそもそも利用できないサービスも）。楽天モバイルは、アプリ経由での国内通話は通常料金に含まれることもあって、通話重視で加入していたユーザーもいるはず。注意してほしい。

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）

^{※1：au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある
※2：加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）
※3：加入から6ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）}