アップルが今年生産終了を発表したデスクトップパソコン「Mac Pro」には、発売されないまま開発が中止された2つのモデルが存在していたという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が7月19日のニュースレター「Power On」で伝えた。
Gurman記者によると、アップルは社内で「J170」と「J190」というコードネームの2つのMac Proを開発していたが、いずれも日の目を見ることなく終わったという。
このうちJ170は、なんとインテル製チップを搭載したMac Proだったとのこと。アップルはすでに自社開発のMシリーズチップへの移行を完了していたにもかかわらず、特定の用途に対応するためにインテル版の開発を進めていたそうだ。
どのような用途を想定していたのかは明らかにされていないが、Mシリーズチップでは動かない専門的なソフトウェアや拡張カードを使う一部のプロ向けに、インテル版を残す道を探っていたとみられている。
もう1つのJ190は、M3 Ultraチップを搭載したMac Proだったという。こちらは2025年初めにM3 Ultra搭載のMac Studioと同時に発売される予定だったが、発売前に開発が打ち切られたとのことだ。
結局どちらのモデルも発売されることはなく、アップルは今年3月にMac Proの販売終了を発表。約20年の歴史に幕を下ろした。Mac Proは2023年発売のM2 Ultraチップを搭載したまま更新されず、性能がほぼ同じMac Studioの約2倍の価格だったことも販売不振の一因とされている。
Gurman記者は、「アップルがMac Proを近いうちに復活させることはないだろう。もしかすると永遠に」と述べている。代わりにアップルは、早ければ今秋にもM5 Ultraチップを搭載した新型Mac Studioを発売すると予想されている。


























