荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”

キヤノンさん、普及機にF1.2キットは反則です。激しく動く猫の瞳もビシッと捉える「EOS R8 Mark II」の破壊力 (1/2)

文●荻窪 圭/猫写真家 編集●ASCII

2026年10月01日 12時00分

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キヤノン

猫の毛繕い。舌がいい感じで出た瞬間を高速連写でゲット。顔にだけピントが合って他が大きくぼけてるのがF1.2ならでは2026年9月 キヤノン EOS R8 Mark II

 2026年の秋は、業界情勢的に円安だったりメモリーをはじめとする半導体不足や価格高騰などで大変そうであるけれども、それでもちょっと頑張れば手に入りそうなクラスのミラーレス一眼が続々と登場しそうでありがたいのである。

 その筆頭がキヤノンの「EOS R8 Mark II」。EOS R8シリーズはフルサイズセンサー搭載ミラーレス機の中ではややエントリー向け。それが、めちゃ強化されてMark IIになったのだ。猫瞳AFも連写もOKで手ブレ補正も内蔵。

 それだけじゃなくて、日本オリジナルの「レンズキット」が用意されたのである。そのレンズが45mm F1.2。いきなりF1.2とはなかなか豪気な構成だ。

 絞り値F1.2というのは、簡単にいえばピントの合う範囲がめちゃ狭くてシビアで、その代わり前後が大きくぼけて「これぞフルサイズのデジタル一眼だぜ」って写真を撮れるスペックなのである。しかも光を多く通すので、屋外に比べて暗い室内撮影にも向いてる。飼い猫撮り向きじゃん。

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RF 45mm F1.2を装着したEOS R8 Mark II。従来のEOSに比べると直線的で現代的な風貌が特徴。結構軽量で扱いやすいのもよし

F1.2の極上ボケと新機能「フィルム調」で
生活感のある背景を消し去る

 とりあえず、うちの黒猫。彼女(メスなのだ)がいるのは仕事用の椅子の上で、どうも収まり具合がよくて気に入ってるようなのだが、背景は寝室でどうにもこうにも写ってしまうとプライベート感が出て良くない。

 でも、45mmでF1.2というレンズを絞り開放で使うと、前後がすごく大きくぼけてほんわりと色だけが残ってくれる。さらに、新しく追加されたポジティブフィルム調のカラーフィルターをかけてるので色も鮮烈。

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新しいカラーフィルター、ポジティブフィルム調で撮ったうちの黒猫。暗部がぐっと締まってて色も鮮烈。2026年9月 キヤノン EOS R8 Mark II

 逆に、ネガティブフィルム調のカラーフィルターもある。こっちはちょっと渋い感じに仕上がる。

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同じ場所で、ネガティブフィルム調のカラーフィルターで撮影。全体に渋い感じに仕上がってる。2026年9月 キヤノン EOS R8 Mark II

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