格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

30GBでも2000円未満! HISモバイルの格安SIM新プラン「自由自在3.0」の実力を試す (2/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2026年10月18日 12時00分

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ある意味ごく普通なドコモネットワークを使った格安SIM

 さて、肝心な通信速度はどうなのだろうか。今回はHISモバイルに加え、同じドコモ回線のIIJmio、ドコモのオンライン専用プランのahamo、同じくソフトバンクのLINEMOとで比較した。

 まず、平日の朝6時30分ごろの比較だ。まだ多くの人が活動を始める直前の時間帯でもあり、ドコモネットワークの3つが高速だ。LINEMOは速度は控え目だが、安定して通信できるので問題はなかった。

 ただ、この時間帯でもそれ以外でもそうだが、最近のドコモネットワークは数値自体が高速でも、データがサラサラと絶え間なく流れてくるのではなく、途中で引っかかるように流れなくなることがあることがやや気になる。

平日6時30分頃(Mbps) 下り 上り
HISモバイル 120.00 30.70
IIJmio(ドコモ) 122.00 31.60
ahamo 247.00 25.50
LINEMO 21.10 4.19

 続いて、MVNOでは仕組み的にどうしても厳しくなるのが、平日昼休みの時間帯だ。HISモバイルの下りは2.22Mbpsまで大きく低下。IIJmioも13.7Mbpsと遅くはなっているが、HISモバイルほどではない。逆にahamoは高速を維持。LINEMOも同様だ。ちなみに、昼の測定だけ都心繁華街で行なったが、全体的に電波状況が良い場所だったのか、MVNO以外では早朝よりも速い速度を記録した。

 MVNOの速度低下は無線区間よりもその先のバックボーンの影響で遅くなることが多く、まさにここが帯域単位で回線を借り受けているMVNOの格安SIMの弱点をそのまま表している。ただし、下りは遅いMVNO勢だが、上りは高速。データのアップロードならLINEMOよりも早く終わる可能性がある。

平日12時30分頃(Mbps) 下り 上り
HISモバイル 2.22 54.30
IIJmio(ドコモ) 13.67 44.00
ahamo 372.00 58.60
LINEMO 107.60 14.48

 夜18時30分ごろの測定でも、昼と同様にHISモバイルとIIJmioの差が付いた。HISモバイルは下り13.6Mbpsに対してIIJmioは下り39.3Mbpsとなった。

平日18時30分頃(Mbps) 下り 上り
HISモバイル 13.60 22.50
IIJmio(ドコモ) 39.30 32.80
ahamo 90.40 9.05
LINEMO 74.00 7.65

 筆者が現時点で測定した限りでは、HISモバイルの通信速度はやや遅めとは言えそうだ。ただし、インターネットはベストエフォート。時期次第で傾向が変るかもしれないし、「自由自在3.0プラン」が登場したばかりということで、多くのユーザーが速度測定をするなど通信量が多くなっている可能性もある。

 あくまで、現時点での数値なので、今後も継続的にHISモバイルが遅いとは限らないが、MVNOの中では少し遅めの可能性はあると考えたほうがいいだろう。

 なお、IIJmioとの大きな違いとしては、IPv6に対応していないようだ。HISモバイルでは特に言及はされていないが、日本通信SIMと同様にAPN設定のAPNプロトコルでIPv6を設定してもIPv6での通信はできない。

料金の安さと通信品質をどう考えるか

 HISモバイルの自由自在3.0プランは、大容量プランでの料金が魅力的。特に20GB/30GBプランには1回6分までの通話定額も含まれるため、データ通信と短時間の通話をまとめて安く利用したい人には検討する価値がある。

 ただし、今回の速度測定では混雑時間帯の速度が遅い傾向が見られた。特に昼休みに高画質動画視聴や大容量データをダウンロードする場合には注意が必要だ。

 逆に言えば、この程度の通信速度低下が気にならないなら、HISモバイルはなかなか良い選択肢。初期費用の割引手段がないに等しいため、長く利用したいと思っている人にとっては特におすすめだろう。

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