■11インチクラスのボディに12インチPCを詰め込む
これを踏まえてVAIO SX12の進化ポイントを見てみると、画面サイズは11インチから12.5インチへと大きくなったものの、狭額縁設計により本体サイズはわずかに奥行きが増えた程度にとどまっています。
キーボードは、VAIO S11では本体の左右端に余白があり、キーピッチはやや狭い約17mmでした。これに対してVAIO SX12はフルサイズといわれる約19mmピッチを搭載しています。
従来のノートPCには本体側面にUSBやHDMIのポートがあり、キーボードとの干渉を避けるために余白を設けるのが一般的でした。しかしVAIO SX12ではキーボードと側面インターフェイスが重なるように実装することでこの課題をクリアしており、発表会場でも驚きの声が上がっていました。
上位モデルのプロセッサーには4コアの第8世代Coreプロセッサー(Uシリーズ)を搭載。LTE通信機能も搭載できるなど、たしかに小型でありながら「メインマシン」級のポテンシャルを備えているのは面白いところです。