●通話やSMSで状況を共有
遭難者からの電波が確認できたところで、今度は、携帯電話のGPS情報を取得する。こうすることで位置情報がわかるので、防災無線を使って、現地指揮本部に緯度経度を伝達。地上で活動している捜索隊に位置情報を伝えてもらうことで、現場に向かってもらうことが可能となる。
さらにヘリコプターからSMSを送信。遭難者を発見したと伝えることで安心してもらうとともに、怪我の状態などを伝えてもらうようにするという。
地上で活動している捜索隊と、遭難者が、ヘリコプターの基地局を経由して、音声通話することも可能で、より詳しい場所や状況を通話で確認することもできる。
「遭難者の情報をいち早く入手することでその後の対応を迅速できる。ケガの状態がわかれば、どういったドクターを手配すれば良いのか、搬送手段はどうすればいいかの準備ができる。事前の準備ができるだけでもありがたい」(魚沼市 消防署関係者)