Windows情報局ななふぉ出張所

サムスン「Galaxy S20」動画ファースト時代の1台 (2/3)

文●山口健太 編集● ASCII

2020年02月15日 16時00分

■若者世代に広がる「動画ファースト」

 Galaxy S20を理解する上で、押さえておきたいのが「動画ファースト」に向かう流れです。

 スマホのカメラといえば、「静止画」モードが基本。これに対して、InstagramのストーリーやTikTok、YouTubeなど動画の需要が高まる中、「常に動画で撮る」若者が増えているとサムスンは見ています。

若い世代を中心に、最初から動画で撮る人が増えているという

 そこでGalaxy S20が搭載したのが「シングルテイク」モード。このモードで最大10秒間の動画を撮ると、印象的なシーンをとらえた静止画やエフェクト付きの動画をいくつも自動生成してくれます。

シングルテイクモード。まずは最大10秒間の動画を撮影する

撮影が終わると、写真映えする瞬間の静止画や、エフェクト付きの動画を自動生成してくれる

 写真や動画を加工するアプリは多数ありますが、このモードは複数のカメラやプロセッサー性能を活用し、さまざまなバリエーションを一括して作り、提案してくれるわけです。SNSごとに投稿する内容を分けることにも使えそうです。

 カメラの世界にはシャッターチャンスという言葉があるように、写真映えする瞬間は限られています。撮影できるチャンスが1度しかないことも少なくありません。そんな場面でもシングルテイクモードなら安心して「一発撮り」できるというわけです。

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