Eco-Drive Riiiverの使い方

光を浴びてる? シチズンスマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」浴びた光の量をチェック (1/3)

文●井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

2020年10月09日 09時00分

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ステンレスのミラネーゼループのバンドを採用するEco-Drive Riiiver「BZ7005-74E」

 スマートウォッチに期待する役割の1つとして、「健康管理」が挙げられる。普段の生活習慣では、意識できていなかった指標を、スマートウォッチを身に着けることで、考えられるようになるわけだ。

 シチズン時計のIoTスマートウォッチ「Eco-Drive Riiiver」には、浴びた光でバッテリーを充電できる機構が備わっている点でユニークな存在だ。太陽光はもちろん、室内の照明でも充電が可能。そして、専用アプリを活用して設定をカスタマイズすることで、浴びた光の量が一定値を超えた際に、自動でアクションを起こせる。

 本稿では、こうした「Eco-Drive Riiiver」の仕組みを活用して、日々の日光浴の目安を知るために便利なスマートウォッチを実現してみたい。

浴びる光の量は健康管理にとって重要

 そもそも、浴びる光の量を十分に確保することは、「骨粗しょう症」や「冬季うつ」の予防において、重要視される要素の一つだ。筆者は医療の専門家ではないので、簡単な紹介に留めたいが、その理屈を紹介しておこう。

 まず、体内のビタミンDは、日光を浴びることで、活性型ビタミンDに変わる。これが小腸からカルシウムの吸収を促進される働きを持つ。日光を浴びる量が極端に減ると、骨粗しょう症の原因となりかねない。

 また、脳内の松果体から分泌されるメラトニンというホルモンは、睡眠と覚醒のリズムなどを調整するために重要であり、その正しい分泌サイクルを維持するために、十分な光を浴びることが重要と言われる。日照時間が短くなり、メラトニンの分泌バランスが崩れる冬季には、過食や眠気などを引き起こすことがあり、冬季うつと呼ばれる季節性気分障害の一種を招くことがある。

Eco-Drive Riiiverは、浴びた光量をトリガーにアクションを起こせる稀有なスマートウォッチだ

 Eco-Drive Riiiverでは、浴びた光をポイントとして換算し、一定値を超えると通知させるようなカスタマイズが可能だ。本稿では、こうした機能を利用し、浴びる光の量のセルフチェックできるレシピの例を紹介していきたい。

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