●もはやキャリア乗り換えはムダな行為のような気が
ただ、総務省としては、国民に適切な料金プランやキャリアに乗り換えてもらおうと、総務省のサイト内に「携帯電話ポータルサイト」を作ったり、来年度には、街中で「スマホ乗り換え相談所」の実証実験をしようとしている。
「モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン」を設け、国民に乗り換えをしてもらうと躍起になってきたのだ。
しかしユーザーの立場で考えると、もはやキャリアを乗り換えるのはムダな行為のような気がしてならない。NTTドコモユーザーであれば「ギガホか、ahamoか、ギガライト」、auユーザーは「auか、povoか、UQモバイル」、ソフトバンクユーザーなら「ソフトバンクか、SoftBank on LINEか、ワイモバイル」という3つから、それぞれ自分にあったプランやブランドを選べばいい。
キャリアを変えるとなると、スマホのSIMロックを解除するとか、スマホが移行先のネットワークにキチンとつながるかどうか確認するのが面倒になる。素直に「いま使っているキャリアの中で、自分にあった料金プランを選ぶ」のが無難といえる。
総務省はこれから、国民に対して、上述のように様々な施策を通じてキャリアやMVNOへの乗り換えを促そうとしているが、武田総務大臣の活躍により「笛吹けども踊らず」で終わりそうだ。