iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク

【活用提案】「ファイル」アプリを使えばオンラインストレージやNASのファイル操作や管理が断然ラクになる (3/4)

文●岩渕 茂 編集●ASCII

2023年01月09日 14時00分

NASなどのファイルサーバーに接続する

 写真や動画など、大容量のデータがどんどん増える中、データの保管場所としてNASなどのファイルサーバー(ネットワークストレージ)を活用している人も多いだろう。iPadの「ファイル」アプリは、同一ネットワーク上にあるNASなどのファイルサーバーへのアクセスも可能。もちろん、パソコンに作成した共有フォルダも同一ネットワーク上にあれば接続できるので、iPadとパソコン間のやり取りが非常にやりやすくなる。

 「ファイル」アプリからファイルサーバーや共有フォルダへ接続するには、接続するサーバー名またはIPアドレスを入力。必要に応じて認証情報も入力する。無事接続が完了すると、サイドバーにサーバー名が表示されるようになる。

ファイルサーバーに接続するには、「…」→「サーバへ接続」をタップする。

「サーバ」に接続するサーバー名またはIPアドレスを入力し、「接続」をタップする。

認証が不要な場合は「ゲスト」を選択、認証が必要な場合は「登録ユーザ」を選択して認証情報を入力する。そして、「次へ」をタップすると接続され、サイドバーにサーバー名が表示される。

 ファイルサーバーへの接続を解除したい場合は、表示されているサーバー名の右側にあるアイコンをタップすればいい。ファイルサーバーには大切な情報が保存されていることが多いので、セキュリティの面でも使い終わったら切断する癖をつけておいたほうがいいだろう。

接続されるとサイドバーにファイルサーバー名が表示される。接続を解除する場合は、ドライブ名の横にある取り出しアイコンをタップする。

 なお、対応しているのは「SMB」プロトコルのみ。「FTP」「SFTP」「WebDAV」プロトコルは利用できない。同一ネットワーク上のファイルサーバーや共有フォルダへのアクセスといった使い方なら特に問題はないが、外部サーバーとのやり取りにはFTPやSFTPなどのプロトコルを利用することが多いので、「ファイル」アプリからは接続できないケースが多い。これらのプロトコルを利用したい場合は、別途、「Documents」などのアプリを使う必要がある。

「FTP」「SFTP」「WebDAV」プロトコルを使う場合は、サードパーティー製のアプリが別途必要になる。画面はReadleが提供する「Documents」(https://apps.apple.com/jp/app/documents-6-file-manager-pdf-reader-and-brow ser/id364901807)だ。

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