OPPOから6月22日に発売される「OPPO Reno9 A」。コスパに優れたミドルクラスでありながら、防水＆FeliCaをサポートすることで人気の「OPPO Reno A」シリーズの最新モデルだ。前モデル「OPPO Reno7 A」との比較表や外観写真なども含めて、スペックを見ていこう。

ミドルクラスの新定番になりそうな「OPPO Reno9 A」が登場

メモリーが6GB→8GBになった以外、前モデルとの違いは少ない
人気の理由となっていたデザイン面を強化

　そのReno9 Aだが、先に答えを言ってしまえば前年モデルのReno7 Aとはスペック上の差分は小さい。最大の違いはメインメモリーが6GBから8GBに増量された点で、OSも最初からAndroid 13ベースのColorOS 13になっている。このColorOS 13には、OPPO独自の「DCE（Dynamic Computing Engine）」と名付けられたマルチタスク時のCPUやGPUのリソース配分を最適化する機能が含まれており、動作の安定性や快適性が向上するとのこと。また、Reno7 Aと同様に「システム劣化防止機能」も搭載。数年に渡る長期の利用でも動作が落ちにくいとしている。

ナイトブラックのカラバリの背面

こちらはOPPO Reno7 A。前モデルと比べると、白と黒というシンプルな2色に

　実際の操作でも、複数のアプリを動作させていってもサクサク感が維持できるのは確か。Snapdragon 695 5G搭載スマホの中でも快適な1台と感じられた。

8GBメモリーということもあって、Antutu 9のスコアは40万点強。とは言え、基本的にはSnapdragon 695 5G搭載スマホの性能だ

8GBメモリーのほかに、ストレージ部分を活用した拡張メモリーも合わせて、最大16GBにすることができる

　一方で、Reno7 Aのときから、「スペック」「コスパ」といった要素以上に、シンプルで清潔感あるデザイン、比較的コンパクトなサイズ・重量が国内のユーザーに受け入れられてきた面が強いのは確か。OPPO側でもその認識の元に、Reno7 Aの路線を継承しつつ、デザインを一部変更している。

　具体的にはReno9 Aでは、背面をガラス素材を用いるとともに、独自の背面加工技術「OPPO Glow」を今回も採用。サラサラとした優しい手触りはそのままに、カメラ回りはあえてその処理をしないことで光沢感を出して、アクセントを付けている。本体サイズもほぼ同じで、横幅は約74mmで、重量は200gを大きく切る約183g。ただ、Reno7 Aからは約8g重くなっており、数字自体は小さくても感覚的にはそれなりに違いがあるかもしれない。

サイズ感は前モデルと大きく変わらず

約0.2mm厚くなったが、それでも防水に対応しながら8mm切りの薄型筐体。

イヤホン端子も引き続き搭載される。スピーカーがモノラルなのは残念

　そのほかの主要スペックである、90Hzリフレッシュレート対応の6.4型有機EL（20：9、1080×2400）、Snapdragon 695 5G、128GBストレージ、4800万画素＋800万画素超広角＋200万画素マクロカメラ（イン16メガ）、4500mAhバッテリー（18W充電対応）、FeliCa、防水・防塵（IP68）、画面内指紋センサー（＋顔認証）といった点は共通。なお、顔認証は公式にはハッキリとうたわれていないが、マスク着用時も機能する。

メインが4800万画素の3眼構成のカメラはReno7 Aと共通

　ネットワーク面では、ドコモ5Gの4.5GHz帯（n79）は引き続き非サポートながら、nanoSIM×2とnanoSIM＋eSIMのどちらの組み合わせでもデュアルSIMが利用できるのは、他機種に対するアドバンテージだ（Y!mobile版はシングルSIM）。

nanoSIM×2とnanoSIM＋eSIMのどちらの組み合わせも可能

　SIMフリー版の価格は、大手ECサイトで4万6800円で10％ポイント還元、Amazon.co.jpで4万2545円。Reno7 Aの登場当時とほぼ同じ価格帯が保たれている。円安・物価上昇が進行する中、うれしい点だろう。

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