主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、OPPOが人気シリーズの新モデル「OPPO Reno9 A」を発表。メモリーが8GBに増量。また、povo2.0は3GB／90日間有効なトッピングが期間限定で提供。

OPPO Reno9 Aが登場。スペック的な進化点は少なめだが、まとまりの良さは今回も同様だ

前年モデルからの進化点は少ないが、メモリーが8GBに増量
今年もミドルクラスの定番になりそうな「OPPO Reno9 A」

　まずは22日（木）に発売が予定されている「OPPO Reno9 A」から。防水＆FeliCa対応の国内向けカスタマイズが施されたミドルクラスの人気モデルが第5世代目に突入した。詳しいスペックなどは別記事（「OPPOの新ミドル機「Reno9 A」は何が変わった？ 前モデルとスペック比較」）も合わせて参照いただきたいが、性能的にはOPPO Reno7 Aから大きくは変わらず、メモリーが6GBから8GBに増量された程度。

横幅は約74mmとほぼ変わらず。重量も200gを切る約183gに抑えられている

　ただReno7 Aも、単純にスペックやコスパだけでなく、シンプルなデザインに、防水対応モデルとしては比較的薄型軽量だった点など、製品としてのまとまりの良さが人気の理由。その路線は今回も継承されている。まず背面はガラス素材に変更されたものの、独自の「OPPO Glow」による手触りの良さや、指紋が目立ちにくい清潔感はそのまま。重量も約183gに抑えられており、最近のスマホの中では使い勝手がいい。また、メモリーが8GBに増量されたことで、より長い期間にわたり、快適に使えそうだ。

　そのほかの主なスペックは前述のとおりにReno7 Aとほぼ共通。90Hzリフレッシュレート対応の6.4型有機EL（20：9、1080×2400）、Snapdragon 695 5G、128GBストレージ、4800万画素＋800万画素超広角＋200万画素マクロカメラ（イン16メガ）、4500mAhバッテリー（18W充電対応）、FeliCa、防水・防塵（IP68）、画面内指紋センサー（＋顔認証）など。SIMスロットは今回もnanoSIM×2とnanoSIM＋eSIMのどちらの組み合わせでも利用できる。ただし、ドコモ5Gの4.5GHz帯には引き続き非対応。

4800万画素をメインに800万画素の超広角、200万画素のマクロという3眼構成はReno7 Aと同様

nanoSIM×2でもnanoSIM＋eSIMでもどちらでも使えるのは格安SIMユーザーには利便性が高い。nanoSIM＋eSIMの場合は、実質トリプルスロット仕様になる

　気になる価格は実売価格で4万円台前半から。この1年の間に急激な円安や物価上昇がありつつも同価格帯に収められている。

povo2.0、3GB／90日間と50GB／30日間のトッピングを
7/13まで期間限定で提供

　povo2.0は、7月13日までの期間限定トッピングとして、「データ追加3GB（90日間）」を1380円、「データ追加50GB（30日間）」を4000円で提供する。

　「データ追加3GB（90日間）」は普段はWi-Fi接続で利用するようなライトユーザー、もしくはサブ回線向けのトッピング。通常の3GBのトッピングは30日間有効で1回990円だが、こちらはより長期間使うことができる。

　「データ追加50GB（30日間）」はヘビーユーザー向けのトッピング。ドコモのahamoは「ahamo大盛り」として、月4950円で100GBを利用できるが、そこまでは必要としないけど、動画は結構見るという人に便利だろう。

期間限定のものも含めた、現在povo2.0で提供されているデータトッピング一覧

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）

^{※1：au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある
※2：加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）
※3：加入から1年無料のキャンペーンで通信量が増量される（2年目以降、月550円）}