T教授の「戦略的衝動買い」

1万6000円でAIとの会話が実現できるオーディオグラス「OWNDAYS CONNECT」を衝動買い (2/2)

文●T教授、撮影● T教授、編集● ASCII

2026年04月25日 12時00分

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Geminiとの会話でさまざまな疑問について解説してくれる
オーディオ機能とAIとの会話だけで絞ったがゆえの低価格

 先日、近所の千束稲荷神社へ散歩に出かけた際、ボタンを長押しして「千束稲荷神社について教えてください」と問うてみた。即座に耳元で解説が始まる。スマホの画面を見つめる必要はない。Geminiの回答ログを確認すると、「千束(せんぞく)」が「洗足」と誤変換されていたが、解説内容自体は極めて正確であった。

オーディオグラス

散歩中のログ。誤変換はあるが、内容は神社に関する正確な情報を示している。実際に訪れた千束稲荷神社の境内。こうした風景を眺めながら音声で情報を得る

 運用上の注意点についても触れておきたい。OWNDAYS CONNECTは、意図的に接続を切らない限り、スマホと繋ぎっぱなしとなる。これが「いつでも即座に応答できる」安心感をサポートしてくれるのだが、充電時には確実にシャットダウンされる仕組みだ。

オーディオグラス

二股に分かれた専用のUSB充電ケーブル。左右のテンプルを同時に充電する

オーディオグラス

マグネット式でカチッと吸着する。左右別々の充電が必要だ

 そのため、充電後に再び使用を開始する際は、左右のテンプルを個別にタップしてパワーオン操作をする必要がある。これによってスマホとの再接続が確実に実行される。この「再起動の儀式」さえ覚えれば、運用に迷うことはない。パワーオンやBluetoothのペアリング完了の通知はスピーカーから音声(英語)で知らせてくれる。

オーディオグラス
オーディオグラス

テンプルの上側、外側に沢山の小穴の開いたスピーカーが見えるが、音漏れは最小限に抑えられている

 サイバー感溢れるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で空中に浮かぶ文字を追うのも悪くはないが、日常生活において「耳から情報を得る」体験は、それ以上にナチュラルで強力だ。重いデバイスで視界を狭めるよりも、いつものメガネでGeminiと会話する方が、よほどスマートではないか。同じ情報を得るにしても、不自然なディスプレイ越しに読むのと、耳元で囁かれるのとでは、脳への浸透圧が違うと感じてしまう。

 同時通訳機能や録音・文字起し、お知らせなどのスマホ連携機能満載モデルが不要で、オーディオ機能とAIとの会話だけなら、高機能スマートグラスの5分の1以下の価格で十二分に機能するOWNDAYS CONNECTのコスパは最強だ。

オーディオグラス

高機能なEvenG2の様なスマートグラス(右)とは別の立ち位置のOWNDAYS CONNECT(左)は目的特化型のユーザーならコスパは最強だ

 レンズ込みで1万6000円。この価格で「自分の脳がクラウドの知能と直結した」かのような感覚を味わえるのは、あまりにも安すぎる。OWNDAYS CONNECTは、単なるオーディオ・グラスの枠を超え、Geminiという広大な知性にアクセスするための、現時点で最も手軽で「アタリ」な解決策だ。

 たとえ充電のたびにテンプルをポチポチと叩く手間が増えたとしても、その先に待っているGeminiとの知的な会話を思えば、それすらも愛おしい「ガジェットの癖」に思えてくるから不思議なものである。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:OWNDAYS CONNECT
・購入:OWNDAYS CONNECT
・価格:1万6000円

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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