格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

格安SIMを長期利用すると得られるメリットと継続特典を整理 (1/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2026年05月10日 12時00分

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 ここに来て総務省では、短期での乗り換えを繰り返して特典を得る「ホッピング」対策をする動きがある。これについてはいろいろな意見があると思うが、では一方で、1つのサービスを長期利用をするとメリットがあるのか? というのも確かだ。あらためて現状を見ることにした。

長期特典

MNPでの乗り換えのしやすさを推進した後に今度は「ホッピング」対策を進める総務省

金銭面で見れば、定期的に乗り換えるのがオトクなのは確実

 本連載ではこれまでも乗り換え時の特典を含めて、どの格安SIMがオトクなのかを比べてきた。加入時に2万円前後の特典がもらえるとなれば、これはやはり非常に大きいと言える。

 もちろん乗り換えにはさまざまな手間がかかるし、事務手数料が必要な場合もある。最近になって、楽天モバイルのように契約から1年以内の解約に1078円の解除料を設定する事業者も登場した。

 それでもやはり乗り換えのメリットは大きい。同じ電話番号で、スマートフォンもそのままの「SIMだけ乗り換え」なら、面倒なスマートフォンの再設定も必要ない。

 とはいえ、どのサービスがいいかを比べたり、MNP予約番号の取得などの作業は必要だ。キャリア絡みの契約やアカウントがあればさらに面倒になる。特典をもらってこの面倒事をするのか、面倒なことをするくらいなら特典はいらないのか、判断は分かれるだろう。

長期利用特典はあるところにはある
通信量のプレゼントや各種手数料の割引など

 では、長期利用の特典を具体的に見ていきたい。IIJmio「mio長特」、mineo「ファン∞とく」のように名前が付いているものから、特に名前はなく、特典が自動的に付与されるものもある。

 まず、IIJmioでは「mio長特」として、データ量のプレゼント、SIM交換手数料の無料、初期費用割引がある。

長期特典

IIJmioには1年以上のユーザーに対して、各種手数料の割引などの特典を提供している

 データ量は13ヵ月を超えると年に1回3GBがもらえ、25ヵ月以上で4GB、37ヵ月以上で5GBになる。

長期特典

具体的な内容はこちら。データ量のプレゼントが一番目に挙げられている

 SIM交換や再発行手数料が無料とは、たとえばドコモ網を使うタイプDからau網のタイプAへの変更、物理SIMからeSIMへの変更などで適用される。ただし、残念ながらeSIMのプロファイル発行手数料は無料にならない。

 初期費用割引はサブ回線を増やしたり、家族回線の追加などに有効。筆者の例では、IIJmioとアカウントを同じにする「JALモバイル」の初期費用にも充当できてしまった。JALモバイルの初期費用は通常は安くする方法がなかったので、これは大きい。なお、13ヵ月超では割引に留まり、無料になるのは37ヵ月超からの特典だ。

mineoコインがもらえ、手数料などに交換できるmineo

 つづいてmineo。「ファン∞とく」という名称で契約年数に応じて年に1枚から3枚のmineoコインがもらえ、コインを各種手数料のクーポンに交換できる。

長期特典

mineoも長期利用者に「コイン」をプレゼントして、各種サービスに利用できるようにしている

 mineoで利用するネットワークを変更する「プラン変更手数料」を無料とするのはコイン5枚となかなかハードルが高い。しかし、eSIMプロファイル発行料(通常440円)をコイン1枚で充当できるほか、かけ放題やデータ使い放題チケットへの交換、端末購入時の割引としても使える。

 また、mineoコインはリアルイベントへの参加や、おみくじなど、mineoのファンサービスへの参加にも使える。通信回線をただ提供するだけでなく、ユーザーにはmineoファンになってもらいたいという意図が感じられる仕組みになっている。

自動的に容量が追加されるy.u mobile

 長期利用の特典はこの2サービス以外には目立ったものはないが、y.u mobileは利用開始から1年ごとに10GBの容量がプレゼントされる。

長期特典

y.u mobileはわかりやすく10GBをプレゼント

 y.u mobileの特長として、使い切れなかった通信量は「永久繰り越し」という仕組みになっているので、特典の10GBは価値があると言える。ただし、この永久繰り越しの上限は100GBとなっているため、無限に貯まっていくわけではない。

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