奇跡のスマホ再び!? 小型になったQWERTYキー付きスマホ、Unihertz「Titan 2 Elite」レビュー

文●オカモト 編集⚫︎ ASCII

2026年05月12日 12時00分

昨年の「Titan 2」に続いてUnihertzからQWERTYキー付きスマホ
小型になって、ディスプレーも進化 さらに使える1台に

 昨年の「Titan 2」に続いて、Unihertzから発表されたQWERTYキー付きスマホの「Titan 2 Elite」。正方形に近いディスプレーを搭載するスタイルは継続しつつ、横幅75mm、重量163gと大幅に小型化。この手の端末はサブ機として使う人が多いことを考えると、うれしい進化と言える。

Unihertz

小型化されて魅力アップの「Titan 2 Elite」を紹介

 本体サイズ以外にどのような変化が生じたか、使い勝手はどう変わったかを詳しく見ていきたい。

 まずは前提となるクラウドファンディングの状況。Kickstarter(https://www.kickstarter.com/projects/jellyphone/titan-2-elite-the-5g-keyboard-phone-youve-been-waiting-for)では、5月13日(水)21時までの募集で、現在も受付中のプランは3100香港ドル(約6万2000円)。端末は6月に到着予定(後述するProモデルは約7万6000円、10月到着)となっている。

 さて、そのTitan 2 Elite。前モデルの「Titan 2」とはサイズも重量も大きく異なることから(Titan 2の横幅は88.7mm、重量235g)、まったく別種の端末と考えていい。その前の「Titan」がさらなる巨大モデル(300gオーバー!)だっただけに、Titan 2でも「普通のスマホ」になったと思ったのだが、今ではそれも過去の話になった感がある。

Unihertz

左が昨年登場した「Titan 2」。完全に別物だ

Unihertz

さらに過去の機種も。左から「Titan Slim」「Titan」「Titan 2」

Unihertz

厚みはTitan 2の10.8mmに対して、Titan 2 Eliteは10.4mm。実は大差ない

肝心のキーボードは固すぎず打ち応えもあり
キー配列は従来のUnihertz端末から大きく変化した

 そして肝心のキーボード。ここ最近のUnihertzのQWERTYキー付きスマホ(Titan 2やTitan Slimなど)は「打ち応えあり」……というか「かなり固い」印象だった。もちろん打ち応えがないよりはずっといいのだが、長文を打っていると少々疲れる感じがあったのも確か。しかし、Titan 2 Eliteは程よい固さになっている。個人的には「改善」と言える変更だ。

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気になるキーボードは固すぎず柔らかすぎずでちょうどいい感じ

 キー配列についても大きな変更が施されている。過去のUnihertz端末は最下段の「V」と「B」の間にスペースキー、右下隅にEnterキー、操作系キーは最上段というやや特殊な配列だった。

Unihertz

左がTitan 2。4段目の右下隅にEnterキーがあったのに対して、Titan 2 Eliteのその位置には右Shiftが。慣れるまで若干時間がかかるかもしれない

 一方、Titan 2 Eliteは最下段に操作系キーを集めて、その中央にスペースキー、Shiftキーが右下隅、その上にEnterキーとなっている。この配列はPCに近い……というより、BlackBerryに近いものになったと言える。

 ただ、従来のUnihertz端末に慣れてしまっていると、右下隅がEnterではなく、Shiftというのはやや違和感が生じる可能性がある。日本語入力では頻用するEnterキーだけに慣れが必要かもしれない(操作系キーの大半はユーザーによる変更が可能だが、Enterキーは不可)。

Unihertz

操作系キーの多くは入れ替えやカスタマイズが可能

 入力プログラムの「Kika Keyboard」については、引き続き意見が分かれるところだが、Shiftキーで入力文字種が変わる点を除けば、日本語入力のひととおりの操作は可能で普通に便利に使える。

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内蔵キーボードに最適化されたKika Keyboardが搭載。邪道かもしれないが音声入力も組み合わせると、より快適に文字入力できると感じた

Unihertz

キーボード上ではタッチパッド風の操作も可能。上下のスライドでスクロールしたり、キーボードを軽くダブルタップすると「カーソルアシスタント」モードがオンになって、キーボード上の上下左右スライドでカーソルを移動できるようになる

120Hz対応の有機EL搭載で「イマドキのスマホ」に
処理性能は普段使いには十分以上

 キーボード以外の進化点では、まずはディスプレー。4.03型ディスプレーは120Hz対応の有機ELを採用しており、表示は鮮やか&滑らかで「イマドキのスマホ」度がアップ。気持ちよく操作できる。最大輝度がそこまで高くないのか、直射日光下での操作はやや厳しかったが、それは少々ぜいたくな話だろう。

 SoCは標準モデルではDimensity 7400を搭載。画面解像度がそこまで高くなく、12GBメモリーを搭載していることもあり、多くのアプリが快適に動作した。普段使いで不満が生じることはまずないだろう。

Unihertz

Antutu 11のスコアは100万点弱。ゲームをするのでなければ、まず不満のない性能だ

Unihertz

ディスプレーはリフレッシュレート120Hz対応で、スクロールが滑らか。eSIMもサポートしている

Unihertz

SIMスロットはnanoSIM×2でmicroSD対応も。Titan 2ではmicroSDは使えなかったが、半導体価格上昇の中で標準モデルのストレージを256GBとしたことでサポートしたのだろう

 ちなみにカメラは5000万画素+望遠5000万画素の組み合わせとスペックはなかなかだが、大きな期待を持たない方がいいのはこれまでと同様。標準モデルでは、メインカメラがOIS付きではないので手ぶれに常に注意が必要だし、望遠撮影ではノイズがかなり目立っており、「メモを残すには役立つ」というレベルだろう。

Unihertz

標準で撮影

Unihertz

2倍で撮影

Unihertz

5倍で撮影

Unihertz

標準で撮影

Unihertz

標準で撮影

Unihertz

標準で撮影

 なお、10月到着のProモデルは、SoCがDimensity 8400に、ストレージが512GB、メインカメラにOISが付くのが違いとなっている。

サブ端末としてピッタリな存在に
QWERTYキー付きスマホが好き、もしくは大好きなら買い!

 カメラ性能や画面の小ささなど、Titan 2 Eliteの1台ですべてをこなそうとするにはやや無理があるかもしれないが、小型化されたことに加え、処理性能やディスプレーも不満がない内容で、サブ端末としてはピッタリな存在になったように思った。

 Kickstarterでの現在の価格は約6万2000円、これを実際に試さないまま衝動買いできるかどうかは、人によって判断が分かれそうだ。それでもQWERTYキー付きスマホが好き、もしくは大好きというなら、チャレンジする価値はある製品になっていると感じられた。

Unihertz

カラバリは今回のテスト機のブラックのほかにオレンジも用意される

Unihertz「Titan 2 Elite」の主なスペック
ディスプレー 4.03型有機EL(120Hz対応)
画面解像度 1080×1200
サイズ 75×117.8×10.4mm
重量 163g
CPU MediaTek Dimensity 7400
(ProはDimensity 8400)
内蔵メモリー 12GB
内蔵ストレージ 256GB(Proは512GB)
外部ストレージ microSD対応
OS Android 16(20までサポート予定)
対応バンド 5G NR:n1/2/3/5/7/8/12/13
/20/25/26/28/34/38/39
/40/41/48/66/71/77/78
4G LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13
/17/18/19/20/25/26/28/66/71
/34/38/39/40/41/42/48
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ画素数 5000万画素
+5000万画素(望遠)
イン:3200万画素
バッテリー容量 4050mAh(33W対応)
ワイヤレス充電 ×
FeliCa/NFC ×/○
防水/防塵 ――
生体認証 側面指紋+顔認証
SIM形状 nanoSIM×2(nanoSIM+eSIM)
USB端子 Type-C
イヤホン端子 ×
カラバリ ブラック、オレンジ

※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行なわれます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。

 

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