1万1880円の「HUAWEI Band 11 Pro」と6800円の「HUAWEI Band 11」は何が違う?
ファーウェイのスマートウォッチ(スマートバンド)「HUAWEI Band 11 Pro」を1ヵ月使っていて、これが4回連続レビューの4回目になります(1回目、2回目、3回目)。本製品は1万1880円という価格ながら、上位のHUAWEI WATCHシリーズに近い機能を備えるとともにGPSを搭載し、約2週間の電池持ちも魅力。運動はときどきウォーキングをする程度の筆者としては、十分に満足できるデバイスです。
HUAWEI Band 11シリーズには「HUAWEI Band 11」という標準モデルもあります。ケースがアルミ製の「アルミニウムエディション」は8580円、高耐久ポリマー製の「オンライン限定エディション」は6800円です。コスパを重視する人は、HUAWEI Band 11も気になることでしょう。そこで、HUAWEI Band 11 Pro(以下、Band 11 Pro)とHUAWEI Band 11(以下、Band 11)をじっくり使い比べてみました。
デザインと重さが微妙に異なる
どちらも長方形の画面を搭載。ケースの右側にボタンを備えています。デザインは似ていますが、Band 11 Proが四角っぽさを強調しているのに対して、Band 11は四隅の角が丸く、柔らかい印象。好みは分かれるでしょう。
本体部分の重さはBand 11 Proが約18g、Band 11が約17g。付属のベルトはBand 11のほうが細く、ベルト込みの重さを計ってみると、Band 11 Proは35g、Band 11が30gと、結構差がありました。
個人的にはBand 11 Proのデザインの方が好きですが、腕が細い人や、軽さを重視する人はBand 11のほうが着け心地がいいかもしれません。
Band 11 Proのほうが画面が明るいが、視認性は大差なし
ディスプレーはともに約1.62型AMOLED(有機EL)。解像度も286×482ピクセルで共通です。しかし、画面の明るさには差があります。スペック表を見るとBand 11 Proの最大輝度が2000ニトであるのに対して、Band 11は1500ニトとなっています。
デフォルトでの画面の明るさは「自動」になっていますが、手動で最大の明るさにしてみたところ、やはりBand 11 Proのほうが明るいのは確か。しかし、Band 11の画面でも十分に明るく、不便を感じるものではありません。
輝度で差がつくのは晴れた日の屋外。そこで、直射日光が当たる場所での視認性を比べてみましたが、画面が反射して見づらくなるのは正直どちらも同じ。やはり視認性に大きな差は感じませんでした。
HUAWEI Band 11 Proの最大のアドバンテージはGPS搭載
となると、機能面での最大の差はGPSの有無となります。Band 11 ProはGPSを搭載し、ウォッチ単体で位置情報を取得できます。そのためウォーキングやランニング時にスマホを持って出なくてもルート記録が可能です。一方でBand 11はGPSを搭載していないので、ルートを記録するにはスマホを携帯している必要があります。
筆者がBand 11で「屋外サイクリング」を起動すると、接続したスマホを経由して現在地情報が取得され、計測を開始できました。Band 11 Proに内蔵されたGPSを使う場合と比べると、位置情報の取得に若干時間がかかるように感じましたが、不便を感じるほどではありません。
ランニングをする場合、スマホを持たずに身軽な格好で走りたいという人が多いでしょうが、ウォーキングやサイクリングなら、スマホはさほど邪魔にはならないはず。どんな運動を、どのくらい本気でするかによって、GPSの必要性は変わってくるでしょう。
ランニング分析においてもBand 11 Proに優位性アリ
このほかには、ランニング計測の細かさにも差がありました。Band 11では、距離や時間、ペースに加えて、ケイデンス(1分あたりの歩数)が記録されます。一方、Band 11 Proでは、そこからさらに、接地時間、垂直振動、バランスといったランニングフォームも記録され、分析されます。
日常的にランニングをしていて、マラソン大会に参加するなどの目標がある人には、Band 11 Proの高精度なランニング分析は役に立つことでしょう。
ランニングをしないのであれば大きな差はなし
あとはデザインで選べばOK!
Band 11 ProとBand 11のどちらを選ぶべきかの結論ですが、長く使い続けるものですから、デザインを重視することが大前提。Band 11 ProとBand 11のオンライン限定エディションでは5080円の差がありますが、Band 11 Proのほうがカッコいいと思うのであれば、そちらを選ぶべきでしょう。
なお、ランニングをしている人は絶対にBand 11 Proを選ぶのが得策です。スマホを持たずに済むのは快適ですし、ランニングフォームの計測が上達につながるかもしれません。
「日常的な健康管理の一助となればいい」と考えるのであれば、機能的には安価なBand 11で十分。スマートウォッチを使うのが初めてで「まずは最低限の機能を備えたモデルを試してみたい」という人にもBand 11をおすすめします。





































