あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2026

今年のPixelで買いなのは通常版の「Pixel 11」 その理由を教えます (2/5)

文●スピーディー末岡/岡本 編集●ASCII

2026年09月06日 17時00分

製品を購入する3つのメリット

ポイント(1):出っ張りが小さくなった背面と、きれいな4色

 まず手に取ってわかるのが、背面の「カメラバー」の変化です。グーグルによると、前モデルのPixel 10と比べて、出っ張りが少なくなったそうです(実測で3.5mm→2mm)。数字だけだとピンと来ないかもですが、実際に手に取ると印象は大違いです。机に置いたときのガタつきも減り、ポケットから出し入れするときの引っかかりも気になりません。さらにケースを付ければ、ほぼ平らになります。

左が標準モデルのPixel 11で右がPro。並べただけで明らかに差があります

 カラーは4色で、明るい緑のピスタチオや、赤系のハイビスカスなどポップなので選ぶ楽しさがあります。しかも側面の金属フレームまで同じ色でそろえてあり、正面から見たときの印象が綺麗にまとまります。この点は落ち着いた色が中心のハイエンドモデルにはない、スタンダードモデルならではの魅力です。

左からオブシディアン、ピスタチオ、ハイビスカス、フロスト

 そのうえでカメラ性能も前モデルから底上げされるなど、進化点を考えると、256GBモデルで13万6800円という価格は、お買い得の一言です。

ポイント(2):AI機能はProと基本同じ。違いはほぼカメラだけ

 Pixel 11と上位モデルの「Pixel 11 Pro/Pro XL」は、CPUがいずれもTensor G6です。メモリーも、Proの256GBモデルは12GBなのでPixel 11と同じ。つまりAIの処理性能に差はありません。

 たとえば、Geminiを軸にした「Gemini Intelligence」はどちらでも使えます。画面をなぞって調べられる「かこって検索」や、話し言葉のつまりを整えてくれるAI音声入力なども共通です。

 新機能の「マジック キャプチャー」も使えます。これは動画を撮りながら、AIがいい瞬間を選んで写真としても残してくれる機能で、動き回る子どもやペットの撮影で効いてきます。

 では何が違うのかというと、主にカメラです。Proはメインのカメラや望遠カメラのセンサーが大きく、画質で明白に上回ります。ただし、価格差は3万8000円。カメラにすごくこだわるのでなければ、標準モデルのPixel 11で十分です。

ポイント(3):カメラも充電も、普段使いなら不満なし

 標準モデルとはいえ、カメラ性能に手抜きはありません。メインの広角カメラは1/1.56型という比較的大きめのセンサーを積んでおり、暗い場所でもグーグルが強みを持つ画像処理エンジンとの合わせ技で画質は良好です。

 望遠は光学5倍で、そこからAI処理を組み合わせて超解像ズームの倍率は最大30倍。Proモデルは生成AIとの組み合わせで最大120倍まで対応していますが、現実的には30倍以上のズームが必要な場面はほとんどありません。運動会や旅行先など、近づけない被写体を撮る場面で頼りになります。

1倍の作例

30倍の作例。1倍ではかなり奥にあった水飲み場とジャングルジムがわかります

こちらは何も設定せず1倍で撮影した花壇。発色もいいし、奥のボケ具合も自然です

 充電回りも強化されました。ワイヤレス充電はQi2.2に対応し、最大25W。背面にマグネットがあるのでiPhoneのMagSafeと互換性を持ち、対応アクセサリーの流用も一部可能です。

 Androidスマホを使い慣れた人にとって差がハッキリわかるのが、画面内の指紋センサー。超音波式で指が濡れていても反応しやすく、反応時間も短いです。1日に何十回もするロック解除でのストレスがないことは、実は非常に大きいです。

購入時に注意するべきポイント

ポイント(1):ゲームをがっつり遊ぶなら向かない

 気をつけたいのがTensor G6の性能です。普段の操作やAI機能ではまったく不満はありません。ただし、3Dグラフィックを処理するGPUは他社で用いられているものと中身が異なるため、ゲームアプリとの相性がしばしば問題になります。

 実際に一部有名タイトルでも、非対応をハッキリとうたっていたり、動作に明らかな問題を抱えるケースが存在しています。パズルやカードゲームのようなカジュアルゲームなら問題ありませんが、いわゆるAAAタイトル(大作の3Dゲーム)をがっつり遊ぶつもりであれば、「Pixel 11は選ぶべきではない」と言えます。

AnTuTuベンチマークを5回連続で実施した結果。総合点は悪くないですが、GPUの数値が低いのが気になります

ポイント(2):画面の額縁と、望遠撮影の細かな描写

 もうひとつは見た目の話です。画面の周りのベゼル(額縁)が、やや太めに見えます。使ううえで困ることはありませんが、10万円超のハイエンドスマホとしてはやや気になる人もいるでしょう。

最近は極薄ベゼルが主流なので、やや野暮ったく見えます

 カメラについても、こだわりがある人にとっては、望遠撮影、特に暗い場所での写真にはやや物足りなさが残ります(センサーサイズがやや小さい)。カメラを重視するのであれば、素直にProモデルを選んだ方がいいでしょう。

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング