●Apple CardとApple Cashが対で登録された理由
Apple Cardと、すでに展開されているApple Cashについて整理しておきましょう。
Apple Cardは、アップルとゴールドマンサックスで発行するクレジットカードで、国際ブランドはマスターカードとなります。Apple Pay対応店舗ではiPhoneやApple Watchなどで非接触ICを用いた決済ができ、オンラインのApple Payも利用できます。先述のチタンカードを用いれば、マスターカードが利用できる世界中の店舗で利用できます。
Apple Cardは、Apple Payでの利用を基本としてセキュリティを高めていると同時に、券面にカード番号やセキュリティコードを刻印せず、カード自体を通じた情報漏洩を防ぎます。また、あらゆる情報をiPhoneで管理する点も特徴です。
Walletアプリでは、1つずつの決済に加えて、今週の出費やその月の出費、支出のジャンルごとの分類などが見られる他、引き落としのタイミングや金額も確認でき、引き落としの金額の調整も可能になります。
また、Apple Cardにはリワードプログラムがありますが、ポイントやマイルではなく、実際のお金の価値として還元されます。ここで還元される方法に、Apple Cashが使われます。そのため、Apple Cardを展開する場合、必ずApple Cashも展開することになるのです。