iPhone 11シリーズ「カメラテクニック」で簡単SNS映え (2/4)

文●山本 敦 編集●飯島恵里子

2020年02月22日 12時00分

iPhone 11 ProのTrueDepthカメラで「Slofie」を撮ってみた

SNS映えしそうな「スローフィー」が楽しい

 iPhone 11シリーズからディスプレイ側のインカメラ(TrueDepthカメラ)を使ってスローモーション動画が撮れるようになった。最近は「スローフィー=Slofie」と呼ばれたりもする。

 12MPのセンサーを搭載するTrueDepthカメラは、高精細な4K動画も記録できる。スローモーション撮影の場合は1080p/120fpsに固定されているが、精細感は十分に高く、水の紋様や飛沫が散る様子も細部まで鮮明に捉えられる。

 何気ない日常の景色が劇的なシーンに変わるスローフィーは、SNSでも注目を浴びそうだ。強い風が吹く日や、噴水のまわりなどスローフィー撮影に絶好のロケーションを見つけてまずは試しにiPhone 11シリーズのカメラをまわしてみよう。

iPhoneの画面でフォーカスを定めたい場所をタップすると黄色い枠と太陽のアイコンが表示される。スライダーを上下に動かすと画面の明るさが変わる。あとは好みの位置に露出を合わせてシャッターを切るだけ

難関の「夕焼け空」もiPhone 11なら簡単・キレイに撮れる

 従来は腕に覚えのあるカメラの愛好家にとっても難しい被写体とされていた「夕焼け空」が、今ではiPhoneのシャッターを切れば誰でも簡単に撮れるようになった。写真技術が成熟するスピードは加速する一方だ。

 夕焼け空のようなドラマティックなシーンが目で見た風景に近い色で残せることももちろん素晴らしいのだが、少し雲の色を暗くして、あかね色の夕陽を強調してみると、一段とエモーションに訴えかけてくるようなアーティスティックな写真になる。iPhone 11シリーズで写真を撮る前に、露出バランスをマニュアルで微調整してみよう。

露出を全開にして撮影。夕暮れ時とは思えないほど空が明るく撮れる

露出をグンと絞ってみると、燃えるようなドラマティックな夕陽になった

 その方法はとても簡単。iPhoneの画面上でフォーカスを合わせたい場所をタップすると、黄色いフレームと太陽の形をしたアイコンとスライダーが表示される。この状態でiPhoneの画面を指で上下にスワイプするとスライダーが連動して、画面表示の明暗がリアルタイムに切り替わる。好みの明るさと色合いを見つけたらシャッターを切ろう。一段と艶っぽくて思い出深い夕焼け空が記録されるはずだ。

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