このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

Y!mobileで2万円台の5Gスマホ 「Libero 5G III」は大画面&多機能トリプルカメラ! (2/3)

文●友納一樹 編集●ASCII

2023年01月10日 12時00分

背面はトリプルカメラ
多彩な機能が楽しめる

 背面にはトリプルカメラを搭載。メイン(約1300万画素)+被写界深度(約200万画素)+マクロ(約200万画素)の構成です。広角機能はなく、シーンの自動判定などもありません。いくつかのシーンで試してみましたが、見たままの景色を捉えた素直な仕上がりになります。逆に撮影環境に左右されるとも言えるかもしれません。スマホカメラでたくさん写真を撮るわけではない人でも、ごはんを撮ることは多いと思うのでごはんの撮影に適したモードや機能は欲しかったところです。

見た目よりも鮮やかにする補正などはなし

最大ズームで撮影

暖色系のライトの下で撮影

 「スーパーナイト」を使った夜景撮影では、しっかり明るさを確保した仕上がりになります。全体の光量によっては白飛びしてしまうシーンもあるかもしれませんが、予想よりも引き締まった仕上がりになるのは好印象でした。

通常モード(左)、スーパーナイト(右)で撮影。全体に明るく撮れている。イルミネーションなど色彩のあるシーンでの仕上がりが気になるところだ

 また、本機は背景をぼかして撮れるモードが2種類あるのが特徴。人物用の「ポートレート」のほか、花や置物などに対応する「背景ぼかし」を搭載します。画面上でF値を変更して、ぼけ具合を自由に調節できます。

 他機種でポートレートモードで物体を撮ろうとすると、「もっと近づいてください」「顔が検出できません」と注意が表示されうまく撮れないこともありますが、本機では被写体に応じて使い分けできるのが便利です。

F値をスライドして自由に調節できる

 マクロ撮影は花とタオルで試しましたが、やや色味が薄まってしまう点は気になりました。細部を捉えられているものの、実際よりも鮮やかさに欠けている印象です。ただし、スマホで気軽にマクロ撮影が楽しめるのはうれしいポイントです。

至近距離で撮影して細部を切り取るマクロ撮影。個人的にも好きな撮影機能だが、色味が乏しくなってしまうのは少し残念

 インカメラは約800万画素。背景をぼかせる「ポートレート」や、小顔や美肌などの補正ができる「自撮り」モードがあります。

ポートレート(左)と自撮り(右)モード。補正項目がなかなか細かいので自撮りが楽しめる

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