山根博士の海外モバイル通信

約40万円の3つ折りスマホもガッチリ安定! ノートPC不要になる魔法のスタンド

文●山根康宏 編集●ASCII

2026年06月26日 12時00分

折りたたみスマホ用の便利なスタンド

 最近はAndroidスマートフォンも、アップルのMagSafeと互換性のあるマグネットリングを背面に内蔵するモデルが増えてきています。ケースをつけて対応するものが大半ですが、市販のMagSafe対応機器を取り付けることが可能です。

 なかでもスマートフォンのスタンドは、動画を見たりビデオ会議をするときなどに必須のアイテム。ところが折りたたみスマートフォンは本体を開くと2台分の横幅になるため、スタンドを貼り付けても本体がぐらついてしまいます。

 そこで登場したのが、折りたたみスマートフォンのことを考えて設計されたMagSafe対応のカード型グリップスタンド「Butterfly HOLD」。現在、2026年6月末までクラウドファンディングのmachi-yaで出資を受付中です。今回、量産前のサンプル品を開発元の39thanksからお借りしたので、筆者の折りたたみスマートフォンで使ってみました。

Butterfly HOLD(パッケージは変更される可能性あり)

開いて支える新発想!
「Butterfly HOLD」の仕組みと使い勝手

 本体の縦横サイズは67.4×95.5mm、一般的なカード収納スタンドとほぼ同等です。マグネット側の角が斜めにカットしてあるのは、カメラバンプの距離がマグネットリングに近いGalaxyシリーズのためで、Galaxy Z Fold7などにも装着できるようになっています。

市販のスタンドと変わらぬ縦横サイズ

 本体は折りたたみ式で使用時は開いて使います。そのため、たたんだ時の厚さは14mmと、やや厚め。とはいえ本体の背面に貼り付けておき、いつでもスタンドとして使えるのですから、これは便利な存在です。

 なお、市販されているスタンド内蔵のケースは、マグネットリングが使えないものが多くあります。MagSafeアクセサリーを多数付け替えたりする人なら、Butterfly HOLDは必須のスタンドだと言えます。

折りたたみ構造なのでやや厚みがある

 本体を開くと137×95.5mmになります。だいぶ幅広ですが、折りたたみスマートフォンに装着するので、これくらいのサイズになるわけです。ほかにカードケースが付いていますが、ICカードなどは1枚入れられる程度の厚みです。

開くとワイドになる

 そして、反対側は織り込まれているスタンド部分を引き出すことで、角度をつけて立つようになります。幅があってしっかりしているので、サイズの大きい折りたたみスマートフォンもしっかりと立てることができそう。

背面のスタンドを引き出して使う

 Galaxy Z Fold7の事例はクラウドファンディングのサイトに出ているので、OPPOのFind N6で使ってみました。MagSafe対応になるケースをつけて、Butterfly HOLDを貼り付け。しっかりと立ちます。

Find N6で使う

 背面側を見ると開いた左右の本体を支えてくれています。これは現在市販されているスタンドにはない安心感があります。

Butterfly HOLDが開いて支える

 この状態で本体を持ち上げ、両手で保持することもできます。

グリップとしても使える

3つ折りスマホもガッチリ安定!
ノートPCレスの作業環境にも最適

 続いて筆者が最も試したかったのは、3つ折りスマートフォンのGalaxy Z TriFoldでの使用です。実は筆者はヒンジ部分を保護するカバーをつけています。約40万円という高価な製品だけに、傷防止のためこのケースの使用は仕方ありません。しかし開いた状態だと、Butterfly HOLDがヒンジ保護部分に干渉してしまいそうです。

筆者のGalaxy Z TriFoldはヒンジ部分をカバーするタイプ

 ところがそれは杞憂でした。そもそもButterfly HOLDは折りたたみの形状であり、開いた状態でも多少の遊びがあります。そのため、ヒンジ部分に出っ張り部分があっても、スタンドとしてきちんと仕事をしてくれます。また、Galaxy Z TriFoldは本体を開くと横側がかなり長いサイズとなるため、Butterfly HOLDをグリップとして使うこともないので問題ありません。

ヒンジカバー部分があっても装着できた

 筆者は最近、外出時にノートPCを持ち出さずに、Galaxy Z TriFoldとBluetoothキーボード(Razer Joro)の組み合わせで、カフェなどで仕事をしています。キーボードは打鍵感の好みから、あえてしっかりしたものを持ち出す一方、これまでは別途スタンドを持っていくのが面倒、というか、スマートな解決策がありませんでした。Butterfly HOLDなら本体に貼り付けたまま持ち運べます。

カフェでの仕事もはかどる

 Galaxy Z TriFoldにButterfly HOLDを装着した姿がこちら。出っ張りは気になりますが、グリップと思えばこんなものかな、という感じ。どうしても気になるときは本体から取り外してしまえばいいだけのことです。

装着した姿

 もう1つ気になるのは、この秋発売予定といわれる、アップルの折りたたみiPhoneで使えるかどうかです。ほぼ同じサイズと言われるファーウェイのPura X Maxで使ってみましたが、本体の上下サイズが小さいために、Butterfly HOLDを装着すると、本体が若干上側に持ち上がります。この状態で画面をタッチすると本体が左側に回転して、左端部分が机の上に接触します。このサイズの折りたたみスマートフォン用には、別サイズがいいでしょう。

横ワイドの折りたたみスマホにはやや合わない

 日本で販売される折りたたみスマートフォンの種類も増えてきました。今後はこのように折りたたみスマートフォンをターゲットにしたアクセサリー類が増えていくといいですね。

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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