荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”

アートフィルター×明るい単焦点の破壊力! OM SYSTEM「PEN」で楽しむ、ワンランク上の「おうち猫スナップ」 (1/2)

文●荻窪 圭/猫写真家 編集●ASCII

2026年10月22日 12時00分

前へ 1 2 次へ

キャットタワーのボックスに隠れていたキジトラを56mm F1.4で。瞳の奥に撮っているわたしが写ってる。2026年10月 OMDS OM SYSTEM PEN

 前回はOM SYSTEM「PEN」を持って猫スナップ散歩をしてみた()" target="_blank">ついに「猫瞳AF」搭載! 新型PENが街歩き&猫スナップの最強相棒に化けた理由)。今回はその逆で、室内猫に挑戦である。

 正直なところ、PENのダブルズームキットのレンズは、どちらも室内での猫撮りには向いていない。軽くて取り回しはいいけれど、開放F値が暗めなので、光の少ない室内でシャッタースピードを上げて撮るにはちょっと厳しいのだ。

頼りになるのはシグマの56mm F1.4

 だがしかし、我々には交換レンズという強い味方がいる。我が家の防湿庫から取り出したるは、シグマの「56mm F1.4 DC DN | Contemporary」。35mm判換算で112mm相当になる、中望遠の単焦点レンズだ。

 これ、マイクロフォーサーズのカメラで猫を撮るのに実に重宝するのだよね。

PENにシグマの56mm F1.4 DC DNを装着。マイクロフォーサーズ用の単焦点レンズだ。何年も使っている私物なので、ちょいと汚れているけれどそこは勘弁

 さっそくテーブル越しに、うちのキジトラ「テトラ」を。なんだなんだって感じで目を見開いて、カメラ目線をくれた。

「君が持っているその丸いものはなんだ?」って表情が可愛い。きょとんとした感じ。室内撮りでは背景のボケ感も大事。2026年9月 OMDS OM SYSTEM PEN

保護猫シェルターでF1.4の大きなボケを活かす

 では、このレンズでいろんな猫を撮ろうってんで、いつもの保護猫シェルター「queue」にお邪魔してきた。

 冒頭の写真も、この56mm F1.4で撮ったキジトラ。ちょいと人なれしていなくて、いつも隠れている子なのだが、このレンズならばっちり。よく見ると、瞳の中に撮っているわたしが写ってる。

 長毛の猫は長毛らしくほわっと。瞳にピントが来ていて、その前後もほわっとボケてくれる。

F1.4だとボケも大きいので、顔にピントを合わせて、それ以外をふわっとぼかした写真も撮りやすい。2026年10月 OMDS OM SYSTEM PEN

 お尻をこっちに向けている猫でも、しっかり顔にピント。明るめに仕上げたかったので、アートフィルターの「ライトトーン」を使った。

アートフィルターの「ライトトーン」で、明るくやわらかい猫ポートレートに。2026年10月 OMDS OM SYSTEM PEN

 開放F1.4だとピントがちょっとシビアになるので、突然動かれるとついていけないこともあるけど、これは表情がバツグンによかったので採用です。のしっのしっ、って擬音が聞こえてきそうな感じ。

遠くからそっと撮ろうと思ったのに、それがバレていきなりノシノシと歩いてきたサバトラくん。表情がたまらん。2026年10月 OMDS OM SYSTEM PEN

 このレンズで撮った外猫も1枚。マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいので、あまりボケないと言われがちだけど、レンズをちゃんと選べば、PENに付けても違和感のないサイズのレンズで、これだけいい感じに撮れるのだ。

特になんてことない写真なのだけど、レンズ次第で妙にカッコよくなるから、写真は面白いのだ。2026年10月 OMDS OM SYSTEM PEN

前へ 1 2 次へ

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング