松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析

アップル直営店Apple Store営業再開へ 変わる店舗のあり方 (3/5)

文●松村太郎 編集● ASCII

2020年05月25日 14時00分

●新しい生活様式への対応

 Apple Storeがオープンしても、前述のように短縮営業であると同時に、顧客に対してマスクと検温を求め、人の密集を避けるために入店人数を制限するなど「新しい生活様式」に対応する運営をしていくことになります。

 Apple Storeの一つの役割は、人々が自由にアップル製品に触れること。しかし不特定多数の人が製品に触れると、これをきっかけに感染が拡大する可能性もあります。そこでアップルは開店時、閉店時の店舗の消毒を徹底することに加え、展示した製品やテーブルなどのあらゆる表面を消毒します。

 幸い、アップル製品の大半を占めるガラスやアルミニウムは、アルコールによる消毒が可能であることは、すでにiPhoneのサポート文書でも語られています。

 また、Apple Storeはサポート拠点としても機能しており、修理で顧客の製品が持ち込まれることも多々あります。そうした場合、製品を店外で受け取るといった新しい対応を導入するほか、ジーニアスバーでのサポートやOne to Oneトレーニングといった対面サービスも、新しい形態に移行するとしています。

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