“安心・確実のハイエンドスマホ”「AQUOS R11」は望遠レンズやAI強化と進化点多数 新機能を徹底紹介

文●オカモト/ASCII

2026年06月16日 17時00分

 シャープから発表された新ハイエンドモデル「AQUOS R11」。CPUやカメラなど性能が大きくアップしつつ、“安心・確実で使いやすいハイエンド機”という方向性はキープ。発表会でのデモを中心に、その新機能を詳しく見ていこう。

AQUOS

AQUOSスマホの新ハイエンド「AQUOS R11」が登場!

AQUOS

本体色はネイビー、アイボリー、テラコッタの3色

AQUOS

こちらテラコッタ(素焼きの陶器)のカラバリ

ライカ監修のカメラは望遠レンズを含む3眼構成に
AIが自動で適切な倍率に望遠をしてくれる機能が便利

 まず注目なのがやはりカメラ。ライカカメラ社の監修で「HEKTOR」の名称が付けられている点、メインの標準レンズが5030万画素の1/1.55型センサー、広角(122度)も同じく5030万画素と、ここまではAQUOS R10と同じ。ここに光学2.9倍(68mm相当)の3850万画素望遠レンズが追加(OIS付き)。ついに3眼構成となった。

AQUOS

ライカの監修、「HEKTOR」レンズの搭載は前モデルと同じ

AQUOS

カメラは3眼構成に。光学2.9倍望遠カメラが追加

 ただ、一般のユーザーはこれまでのデジタルズームの記憶からか、「ズームすると画質が下がる」という印象を持っており、あまり積極的に使わない傾向がある。そこで用意されたのが「スマートフィットズーム」と名付けられた機能。

 これは倍率選択の部分の一番上にある「虫めがね」のアイコンをタップするだけで、メインとなる被写体をAIが判別して、ちょうどいい倍率にズームしてくれるというもの。倍率を自分で判断して選ぶ必要があったり、ピンチイン/アウト操作にもたもたしたりすることなく、誰でも望遠レンズをフル活用できるというわけだ。

AQUOS

スマートフィットズーム機能が使える場面になると、「2.9」の上にある虫眼鏡アイコンが青く変わる

AQUOS

虫眼鏡アイコンをタップするとこのように程よい倍率に自動的に変更してくれる

 カメラ絡みでは「プライバシーセーフ」機能もAI関連の興味深い機能。これは写真に写り込んだ標識や看板など、地名を示す部分を自動で検出してマスキング。SNSへの投稿時にプライバシーが守れる。

AQUOS

人物の上にある標識類を撮影時に自動的にマスキングする

AQUOS

本人確認時にマイナンバーカードの写真を提出する際、性別や臓器移植提供欄を消すようにお願いされるケースがある。そのようなケースに対応できるように自動的にマスク処理してくれる

SoCはAntutu200万点級のSnapdragon 8s Gen 4に
ディスプレーは最高輝度がアップ 額縁も細くなった

 続いてはSoC。従来モデルは“ハイエンド”と言いながら、Snapdragon 7+ Gen 3を採用していたが(それでも普段使いには十分な性能を持っていたが)、本モデルではSnapdragon 8s Gen 4へとアップグレード。シャープによると、CPU性能で約13%、GPU性能で約40%強化されたとしている。

AQUOS

Snapdragon 8シリーズに変更。それに合わせて、冷却機構も強化

 もちろんSnapdragon 8 Eliteシリーズとは性能差はあるが、Antutu 11で200万点級のSoCでもあり、現在のスマホゲームではまず不満なくプレイできるはず。冷却性能も強化され、従来比2.87倍のベイパーチャンバーが採用されている。

 ディスプレーは、AQUOS R10と同じ6.5型のPRO IGZO OLEDで、1080×2340の解像度、黒挿入で最大240Hzのリフレッシュレートも共通。ただし、最大輝度が3600ニトと20%アップしたほか、直射日光下や暗い場所など環境光に合わせて、画面の暗い部分だけを明るく持ち上げることで見やすく補正する「スマートアウトドアビュー」機能が加わっている。

AQUOS

一般的な明るさ補正は直射日光下などで全体の輝度を上げるといった動作をするが、スマートアウトドアビュー機能では暗い場所や室内光といった明るさの場面で、暗い場所のみ明るさを持ち上げることで、画面をより見やすくする処理をしてくれる

 なお、前機種と比べて、ディスプレーの額縁が細くなっている印象。本体の横幅も前機種の75mmから74mmへとわずかに小さくなっている。カバーガラスはGorilla Glass Victus 2。

ふんわり明るく光るLED「アカリウム」で心が和む
microSDは非サポートに

 最後はデザイン。カメラ部の自由曲線や柔らかい雰囲気の本体色は前モデルまでの路線を継承。一方で新しい要素となるのが「アカリウム」。カメラ部の中央に横一線の光る部分があり、8色のLEDで柔らかく点灯する。このアカリウムでは、通知や着信をLEDで知らせるほか、就寝前などにヒーリングサウンドと連動。たき火や川のせせらぎをイメージしたライティングによって、心を和ませてくれる。

AQUOS

カメラ部分の真ん中に光る線が。さまざまな点滅パターンがあるが、「ギラギラ」した感じではなく、心が和む感じが印象的

 そのほかの仕様は、12GBメモリーでストレージは256GB/512GB(SIMフリー版は512GBのみ)、36W充電対応の5100mAhバッテリー、防水防塵はIP68に加えてIP69をサポート、側面指紋センサー+マスク対応の生体認証など。ただし、microSDカードが使えなくなったのは前モデルからのマイナス点と言える。

AQUOS

こちらはアイボリーのカラバリ

AQUOS

側面指紋センサーを採用するのはAQUOS R10と同じ。長押しとダブルクリックにカメラ起動や特定アプリの起動など機能を割り当てられる

AQUOS

microSDはついに非サポートに。nanoSIM+eSIMの組み合わせで利用できる

価格は上昇で512GBモデルが16万円台
部材高騰&機能が大きくアップしているのでやむなしか

 512GBモデルのみ用意されるSIMフリー版のシャープ公式ストアでの価格は16万3900円を予定。前モデルと比較すると4~5万円の価格アップとなる。半導体価格急騰の中、コストと性能のバランスを考えて、より性能アップに振った形だが、前モデルにあった“お手頃ハイエンド”の位置付けは薄まった感がある。

AQUOS

主な機能一覧。防水防塵はIP69対応に強化

AQUOS

OSのバージョンアップは3回を予定。メモリーは12GB、SIMフリー版は512GBモデルのみ

 とは言え、国内メーカーの安心感、ドコモ4.5Ghz帯を含む、国内4キャリアをサポートする対応バンド、200g切りの軽さ(約195g)という、これまでのAQUOS Rシリーズの魅力をキープしつつ、新たに加わった多彩な機能は確実に魅力的。スマホに詳しくない人にも、逆にマニア的な人にも幅広い層に合うモデルとなりそうだ。

  AQUOS R11 AQUOS R10
ディスプレー 6.5型Pro IGZO OLED
(19.5:9)240Hz対応
6.5型Pro IGZO OLED
(19.5:9)240Hz対応
画面解像度 1080×2340 1080×2340
サイズ 約74×156×8.9mm 約75×156×8.9mm
重量 約195g 約197g
CPU Snapdragon 8s Gen 4 Snapdragon 7+ Gen 3
内蔵メモリー 12GB 12GB
内蔵ストレージ 256/512GB 256/512GB
外部ストレージ ―― microSD
OS Android 16 Android 15
対応バンド 5G NR:n1/3/5/7/8/28/38
/40/41/66/77/78/79
4G LTE:1/2/3/4/5/7/8
/11/12/13/17/18/19
/20/21/28/66
/38/39/40/41/42
W-CDMA:1/2/4/5/8
4バンドGSM
5G NR:n1/3/5/7/28/38
/40/41/66/77/78/79
4G LTE:1/2/3/4/5/7/8
/11/12/13/17/18/19
/20/21/28/66
/38/39/40/41/42
W-CDMA:1/2/4/5/8
4バンドGSM
無線LAN Wi-Fi 7 Wi-Fi 7
カメラ画素数 約5030万画素
(標準、1/1.55型)
+約5030万画素(広角)
/3850万画素(光学2.9倍)
/イン約5030万画素
約5030万画素
(標準、1/1.55型)
+約5030万画素(広角)
/イン約5030万画素
バッテリー容量 5100mAh(36W対応) 5000mAh
FeliCa/NFC ○/○ ○/○
防水・防塵 ○/○(IP69) ○/○(IP68)
生体認証 ○(指紋+マスク対応顔) ○(指紋+マスク対応顔)
SIM nanoSIM+eSIM nanoSIM+eSIM
USB端子 Type-C Type-C
カラバリ ネイビー、アイボリー、テラコッタ カシミヤホワイト、チャコールブラック、トレンチベージュ

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング