アップルが今年後半に投入する新しいSiriは、提供開始時に一部の機能が「順番待ち(ウェイトリスト)」に登録しなければ使えない可能性があるという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が、WWDC基調講演を前に公開したプレビュー記事のなかで6月5日に伝えた。
これまでに伝えられてきたとおり、アップルはSiriを、ChatGPTやClaudeのように会話形式でやり取りできる本格的なAIチャットボットへと作り替えようとしている。新しいSiriは基本ソフトの中に組み込まれるだけでなく、じっくり会話するための専用のSiriアプリも用意されるという。
Gurman記者によると、Siriとの会話はiCloudを通じて複数の端末のあいだで同期されるそうだ。これにより、過去のやり取りを覚えておいてくれるChatGPTなどのライバルと同じように、別の端末でも会話の続きができるようになる。
さらに、会話の履歴は「30日後」「1年後」「削除しない」といったスケジュールで自動的に消すことができ、この設定はメッセージアプリと同じように「設定」から変更できるという。
注目すべきは、アップルが社内ではこの新しいSiriをいまだに「ベータ版」「プレビュー版」として扱っている点だ。つまり、今年後半に登場しても完成した製品としてはリリースされない可能性が高いとGurman記者は見ているという。
そして、この「ベータ版」という位置づけのため、iOS 27が9月に提供される際には、新しいSiriの一部機能へのアクセスが「順番待ち」によって制限される可能性があるとGurman記者は述べている。
これは、2年前にApple Intelligenceが公開されたときと同じやり方だ。ただし、どの機能が対象になるのかは明らかになっていない。
多くのユーザーが首を長くして待っている新しいSiriが、登場後もまだ「列に並んでください」と言われるとなると反発を招きそうである。



























